1 :
ノチラ ★
2017/06/06(火) 09:23:13.68 ID:CAP_USER
このところ仮想通貨ビットコインの価格が乱高下している。これまでビットコインは主に中国人投資家が購入していたが、最近の急激な価格上昇は日本人投資家による影響が大きい。投機性の高いFX(外国為替証拠金取引)から投資家の一部が流入しているともいわれるが、そもそもFX取引をここまで積極的に行う国民も珍しい。日本人は、実は相当な投機好き(もしかしたらギャンブル好き?)の国民なのかもしれない。
発行上限があるビットコインは価格が高騰しやすい
?ビットコイン取引は、もともとボラティリティが高かったが、それでも昨年(2016年)後半までは1BTC(ビットコイン)あたり5万〜10万円程度の範囲で価格が推移していた。しかし今年に入って価格は急上昇し、1BTC=10万円を突破。4月後半には15万円、5月には何と一時30万円を突破した。
?ビットコインはインターネット上に流通する仮想通貨で、既存通貨のように発行元になる国家や中央銀行が存在していないことが最大の特徴となっている。仮想通貨に関して、いわゆる電子マネーと混同している人が多いが、仮想通貨と電子マネーとは根本的に異なる存在である。
?電子マネーはあくまで既存通貨がベースであり、これを電子的に置き換えたものに過ぎない。既存通貨を使って電子マネーを購入したうえでICカードなどの媒体に保存しているだけだ。しかし、ビットコインはそれ自体が通貨であり、存在そのものに価値がある。既存の通貨を置き換えたものではないという点で根本的に異なる存在といってよい。
ビットコインは、コインの発行総量について構造的な上限が決められており、一定量以上の発行は不可能な仕組みになっている。新しくコインを生み出すには、ビットコインの取引を管理するシステムに対してコンピュータの計算能力という「労働力」を提供しなければならず、この作業によって新しい価値が生み出される。経済学でいうところの投下労働価値説と金本位制の概念をうまくミックスさせたようなものだ。
?このためビットコインは、不必要にコインが発行されて貨幣価値が毀損するリスクは低いが、通貨の量が簡単には増えないため価格が高騰しやすい。一連の価格急騰にはこうした側面があるわけだが、金に近い存在と考えればそれも納得できるかもしれない。
このところの価格上昇は日本人投資家によるもの
?ビットコインが生まれた当初は、投機対象としての利用がほとんどだったが、しばらくすると、資金の避難先としてのニーズが強くなってきた。ここ1〜2年におけるビットコインの価格上昇は中国人投資家によるものといわれており、純粋に投機目的の人もいるが、国外への資金流出ルートとしての利用が多かった。
?中国人の一部は、自国の通貨制度を信用しておらず、ビジネスなどで得た資産を海外に避難させたいというニーズが一定数存在する。香港のビットコイン取引所などに口座を開設し、香港経由で資金をビットコインに両替していたとされる。
?ところが中国当局が資金の国外流出に神経質になり、規制を強化したことで香港経由での資金流入も一段落。これで相場の上昇も終了するかと思われたが、価格はさらに上昇を続けている。ここ最近、ビットコイン価格を急激に押し上げているのは、日本人投資家による積極的な買いである。
?ここ1〜2カ月の値動きを見ていると、円建てのビットコイン取引価格がドル建ての取引価格を大きく上回るケースが目立つ。ビットコイン市場にドル円の為替レートを気にしない投資家、つまり円ベースでしか取引しない日本人投資家が大挙して押し寄せている可能性が高い。このところFX(外国為替証拠金取引)の取引量が減少していることを考え合わせると、これまでFX取引を行っていた個人投資家の一部がビットコインにシフトしたとみてよいだろう。
以下ソース
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/50182
発行上限があるビットコインは価格が高騰しやすい
?ビットコイン取引は、もともとボラティリティが高かったが、それでも昨年(2016年)後半までは1BTC(ビットコイン)あたり5万〜10万円程度の範囲で価格が推移していた。しかし今年に入って価格は急上昇し、1BTC=10万円を突破。4月後半には15万円、5月には何と一時30万円を突破した。
?ビットコインはインターネット上に流通する仮想通貨で、既存通貨のように発行元になる国家や中央銀行が存在していないことが最大の特徴となっている。仮想通貨に関して、いわゆる電子マネーと混同している人が多いが、仮想通貨と電子マネーとは根本的に異なる存在である。
?電子マネーはあくまで既存通貨がベースであり、これを電子的に置き換えたものに過ぎない。既存通貨を使って電子マネーを購入したうえでICカードなどの媒体に保存しているだけだ。しかし、ビットコインはそれ自体が通貨であり、存在そのものに価値がある。既存の通貨を置き換えたものではないという点で根本的に異なる存在といってよい。
ビットコインは、コインの発行総量について構造的な上限が決められており、一定量以上の発行は不可能な仕組みになっている。新しくコインを生み出すには、ビットコインの取引を管理するシステムに対してコンピュータの計算能力という「労働力」を提供しなければならず、この作業によって新しい価値が生み出される。経済学でいうところの投下労働価値説と金本位制の概念をうまくミックスさせたようなものだ。
?このためビットコインは、不必要にコインが発行されて貨幣価値が毀損するリスクは低いが、通貨の量が簡単には増えないため価格が高騰しやすい。一連の価格急騰にはこうした側面があるわけだが、金に近い存在と考えればそれも納得できるかもしれない。
このところの価格上昇は日本人投資家によるもの
?ビットコインが生まれた当初は、投機対象としての利用がほとんどだったが、しばらくすると、資金の避難先としてのニーズが強くなってきた。ここ1〜2年におけるビットコインの価格上昇は中国人投資家によるものといわれており、純粋に投機目的の人もいるが、国外への資金流出ルートとしての利用が多かった。
?中国人の一部は、自国の通貨制度を信用しておらず、ビジネスなどで得た資産を海外に避難させたいというニーズが一定数存在する。香港のビットコイン取引所などに口座を開設し、香港経由で資金をビットコインに両替していたとされる。
?ところが中国当局が資金の国外流出に神経質になり、規制を強化したことで香港経由での資金流入も一段落。これで相場の上昇も終了するかと思われたが、価格はさらに上昇を続けている。ここ最近、ビットコイン価格を急激に押し上げているのは、日本人投資家による積極的な買いである。
?ここ1〜2カ月の値動きを見ていると、円建てのビットコイン取引価格がドル建ての取引価格を大きく上回るケースが目立つ。ビットコイン市場にドル円の為替レートを気にしない投資家、つまり円ベースでしか取引しない日本人投資家が大挙して押し寄せている可能性が高い。このところFX(外国為替証拠金取引)の取引量が減少していることを考え合わせると、これまでFX取引を行っていた個人投資家の一部がビットコインにシフトしたとみてよいだろう。
以下ソース
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/50182