https://mainichi.jp/articles/20210214/k00/00m/040/173000c
毎日新聞2021年2月14日 14時37分(最終更新 2月14日 14時37分)
地震の影響で運転を見合わせている新幹線の情報を確認する人たち=盛岡駅で2021年2月14日午前11時25分、山田豊撮影
福島、宮城両県で最大震度6強を観測した地震の影響で、東北新幹線は15日まで那須塩原―盛岡間の運行を上下線で見合わせることになった。盛岡駅では利用客らが不安そうな表情を浮かべ、運行情報を求めていた。
埼玉県の会社員、吉田侑輝さん(18)は岩手県滝沢市にある実家に帰省中に地震にあった。「月曜から仕事なので新幹線で帰るつもりだった。どうにかして帰りたい」と困惑気味に語る。飛行機で名古屋まで向かい、東海道新幹線を使えば自宅に戻れるといい、スマートフォンで経路を調べていた。
会社の同僚を待っていたのは盛岡市の会社員の男性(49)だ。同僚は仙台市から戻る予定だったが、新幹線も止まってしまった。「高速バスも混雑していると聞いた。盛岡に戻れるか心配」と話した。
地震の影響で傾いた東北新幹線の架線を支える電柱=福島県郡山市で2021年2月14日午前11時31分、本社ヘリから
岩手県内では一関市と矢巾町で震度5弱を観測。県警などによると、14日正午現在、人的被害は確認されていない。
一関市によると、市内の市道で電柱が倒れたり、路面に最大10センチの亀裂が入ったりして2カ所で通行止めになっている。また県によると、奥州市では落雪で住宅の窓ガラスが割れ、遠野市では空き家の外壁が崩れて乗用車が壊れた。遠野市立綾織小では暖房設備の配管から漏水した。一関市では約2万戸が一時停電したが、14日午前0時ごろまでに復旧している。【山田豊】
毎日新聞2021年2月14日 14時37分(最終更新 2月14日 14時37分)
![東北新幹線運休の盛岡駅「空路と東海道新幹線でなんとか東京へ」 [ひよこ★]->画像>2枚](https://cdn.mainichi.jp/vol1/2021/02/14/20210214k0000m040174000p/9.jpg)
地震の影響で運転を見合わせている新幹線の情報を確認する人たち=盛岡駅で2021年2月14日午前11時25分、山田豊撮影
福島、宮城両県で最大震度6強を観測した地震の影響で、東北新幹線は15日まで那須塩原―盛岡間の運行を上下線で見合わせることになった。盛岡駅では利用客らが不安そうな表情を浮かべ、運行情報を求めていた。
埼玉県の会社員、吉田侑輝さん(18)は岩手県滝沢市にある実家に帰省中に地震にあった。「月曜から仕事なので新幹線で帰るつもりだった。どうにかして帰りたい」と困惑気味に語る。飛行機で名古屋まで向かい、東海道新幹線を使えば自宅に戻れるといい、スマートフォンで経路を調べていた。
会社の同僚を待っていたのは盛岡市の会社員の男性(49)だ。同僚は仙台市から戻る予定だったが、新幹線も止まってしまった。「高速バスも混雑していると聞いた。盛岡に戻れるか心配」と話した。
![東北新幹線運休の盛岡駅「空路と東海道新幹線でなんとか東京へ」 [ひよこ★]->画像>2枚](https://cdn.mainichi.jp/vol1/2021/02/14/20210214k0000m040175000p/9.jpg)
地震の影響で傾いた東北新幹線の架線を支える電柱=福島県郡山市で2021年2月14日午前11時31分、本社ヘリから
岩手県内では一関市と矢巾町で震度5弱を観測。県警などによると、14日正午現在、人的被害は確認されていない。
一関市によると、市内の市道で電柱が倒れたり、路面に最大10センチの亀裂が入ったりして2カ所で通行止めになっている。また県によると、奥州市では落雪で住宅の窓ガラスが割れ、遠野市では空き家の外壁が崩れて乗用車が壊れた。遠野市立綾織小では暖房設備の配管から漏水した。一関市では約2万戸が一時停電したが、14日午前0時ごろまでに復旧している。【山田豊】