福山の広島県税務職員を再逮捕 車両情報漏えいと加重収賄容疑
(2016年01月08日 21時30分 更新)
広島県が管理する個人情報を漏らした見返りに現金数万円を受け取ったとして、
県警捜査2課と福山東署は8日、加重収賄と地方税法違反(情報漏えい)の疑いで
県東部県税事務所職員 川崎彰夫容疑者(46)=福山市、欠勤中=を再逮捕した。
贈賄と同法違反(情報漏えい教唆)の疑いで尾道市土堂、探偵会社役員南康公(43)、
同市新高山、探偵岡本浩揮(39)の両容疑者も再逮捕した。
県警は車の使用者情報を漏らした容疑などで2015年10月、川崎容疑者らを逮捕し捜査を進めていた。
複数の関係者によると、川崎容疑者は探偵業務に関わっていたとみられ、県警は動機、背景などを調べる。
再逮捕容疑は、川崎容疑者は15年2月と8月の2回、県税務を一元管理するシステムから得た車の使用者の名前や住所などを
南容疑者らに教え、その都度謝礼として現金数万円を受け取った疑い。南容疑者らは情報提供を依頼し、現金を供与した疑い。
県警によると、川崎容疑者は容疑を認め、南容疑者らは否認している。
県によると川崎容疑者は1994年に技術員として採用。
逮捕前は県東部県税事務所滞納整理課の事業推進員(係長級)で、県税の徴収業務を担当。
自動車税徴収のため車両使用者の名前、住所などを登録しているシステムを閲覧できる立場にあった。
川崎、南の両容疑者は別の車7台分について地方税法違反罪などで既に起訴された。
http://www.sanyonews.jp/article/282577/1/