健康食品会社「キューサイ」(福岡市)は16日、看板商品である「ケール青汁」の商品名を来年1月、
「ザ・ケール」に変えると発表した。青汁のヒットで成長した同社だが、近年は化粧品や健康食品などで経営を多角化。
「青汁の会社」というイメージが事業拡大の足かせになっていると判断し、青汁の名を捨ててイメージチェンジを図る。
同社は1982年、アブラナ科の野菜・ケールの冷凍搾り汁を「キューサイ青汁」として発売。
90年に放送した俳優の八名信夫さんの「まずい、もう一杯!」のテレビCMで一気に知名度を高めた。
2002年には水に溶いて飲む粉末タイプを発売し、15年に累計1000万袋の販売を達成した。
一方で同社は近年、化粧品「コラリッチ」シリーズや機能性表示食品の販売にも注力しており、
18年の売上高のうち青汁は約1割しかない。それにもかかわらず、今年同社が企業イメージについて調べると、
約7割が社名から青汁を連想した。同社の顧客の約8割が60歳以上で、若い世代への浸透も課題であることから
「『青汁の会社』というイメージからの脱却が必要」(神戸聡社長)と判断。商品から青汁の名を消し、
青汁をイメージさせる緑色の同社のロゴも16日に変更した。
商品名変更に合わせて、今後はケールの活用を多様化させていく。16日には化粧品の新ブランド「スキンケールド」の化粧水を発売。
菓子や料理の材料としてもケール粉末を売り込む方針だ。
キューサイが1月に発売するザ・ケールの包装イメージ(同社提供)
ソース 毎日新聞 10/06 18:57
https://mainichi.jp/articles/20191016/k00/00m/020/179000c
「ザ・ケール」に変えると発表した。青汁のヒットで成長した同社だが、近年は化粧品や健康食品などで経営を多角化。
「青汁の会社」というイメージが事業拡大の足かせになっていると判断し、青汁の名を捨ててイメージチェンジを図る。
同社は1982年、アブラナ科の野菜・ケールの冷凍搾り汁を「キューサイ青汁」として発売。
90年に放送した俳優の八名信夫さんの「まずい、もう一杯!」のテレビCMで一気に知名度を高めた。
2002年には水に溶いて飲む粉末タイプを発売し、15年に累計1000万袋の販売を達成した。
一方で同社は近年、化粧品「コラリッチ」シリーズや機能性表示食品の販売にも注力しており、
18年の売上高のうち青汁は約1割しかない。それにもかかわらず、今年同社が企業イメージについて調べると、
約7割が社名から青汁を連想した。同社の顧客の約8割が60歳以上で、若い世代への浸透も課題であることから
「『青汁の会社』というイメージからの脱却が必要」(神戸聡社長)と判断。商品から青汁の名を消し、
青汁をイメージさせる緑色の同社のロゴも16日に変更した。
商品名変更に合わせて、今後はケールの活用を多様化させていく。16日には化粧品の新ブランド「スキンケールド」の化粧水を発売。
菓子や料理の材料としてもケール粉末を売り込む方針だ。
キューサイが1月に発売するザ・ケールの包装イメージ(同社提供)

ソース 毎日新聞 10/06 18:57
https://mainichi.jp/articles/20191016/k00/00m/020/179000c