石垣のりこ参院議員(HarD MaNas/Wikimedia Commons)
何が炎上するか分からぬこんな世の中。政治家たるもの、危機管理には人一倍、気をつかわねばなるまい。
8月28日、安倍総理の辞任表明を揶揄するツイートで見事に炎上したのは、立憲民主党の石垣のりこ参院議員(46)である。
ネット上では次から次へと批判の嵐。ついには枝野幸男代表が謝罪する事態に発展したが、これに〈どこが差別やねん〉と反論したのが、著述家の菅野完氏だ。
菅野氏といえば、森友学園の籠池理事長夫妻への取材で一躍、時の人となったジャーナリストだが、
「彼は今、議員会館で石垣氏の秘書をやっているんです」(政治部記者)
森友騒動以降、とんと名前を聞かなくなったと思えば、お騒がせ議員の私設秘書に。何があったのか。
ご本人に尋ねると、
「実は、(石垣)議員は私の出している月刊誌やメルマガの読者で、昨夏の参院選への出馬に当たり、相談を受けました。当選後、東京にツテがなかった彼女を手伝うことになったんです」
炎上したツイート(本人のTwitterより)
秘書になったはよいが、こんな悩みも。
「議員会館に詰めていれば、取材者と取材対象者の関係じゃなく耳に入る話も多い。私の表現活動に議員の議席を利用することがあってはなりませんから、ほとんど“著述業”ができなくなってしまった。メルマガは続けていますが、これじゃ単なるメルマガ発行人、情報商材の販売業者ですよ」
政界の中心で身上を嘆く。
「週刊新潮」2020年9月10日号 掲載
https://www.dailyshincho.jp/article/2020/09090558/