英のコロナ変異種が拡大か、イタリア・豪州などでも続々確認
2020/12/22
英BBCなどによると、感染力が強まるとされる新型コロナウイルス変異種の流行を受け、
英国からの入国停止などの措置に踏み切った国・地域は22日までに、フランスやドイツなど
欧州主要国のほか、インドやカナダなども含めた40以上に達した。英仏間の渡航停止に伴う物流の混乱も続いている。
英国のジョンソン首相とフランスのマクロン大統領は21日に電話会談し、英側の貨物トラックが滞留するなど混乱する物流の回復に向けて協議した。
BBCによると、EU加盟国は共通の対応として、英国からの入国を認める条件として、ウイルス検査を義務付けることを検討している。
英国では食料などの物品不足への懸念が高まり、買いだめをする動きも出ている。
ジョンソン氏は21日の記者会見で、「大半の食料や薬など(の貿易)は通常通り行き来している」と述べて、冷静な対応を求めた。
英国で21日に判明した1日の新規感染者数は約3万3000人だった。11月下旬から倍増となり、過去最悪の規模となっている。
世界保健機関(WHO)は21日の記者会見で、ウイルスの変異種が、英国のほかにオーストラリア、アイスランド、イタリア、オランダで1件ずつ確認され、デンマークでは約10件報告されたと明らかにした。
主要国のうち、米国は現時点で、変異種流行を受けた渡航制限などの措置を取っていない。
米ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は21日の記者会見で、英国からのニューヨーク便を運航する航空会社3社に対し、乗客に搭乗前のウイルス検査を義務付けるよう要請したと発表した。全3社が同意したという。
クオモ氏は「他国が対策を講じる中、米国は何もしていない。連邦政府の無能と怠慢の犠牲にはならない」とトランプ政権を批判した。
日本では変異種は確認されていないが、外務省はすでに、英国を入国拒否対象国に指定している。
https://www.yomiuri.co.jp/world/20201222-OYT1T50151/
2020/12/22
英BBCなどによると、感染力が強まるとされる新型コロナウイルス変異種の流行を受け、
英国からの入国停止などの措置に踏み切った国・地域は22日までに、フランスやドイツなど
欧州主要国のほか、インドやカナダなども含めた40以上に達した。英仏間の渡航停止に伴う物流の混乱も続いている。
英国のジョンソン首相とフランスのマクロン大統領は21日に電話会談し、英側の貨物トラックが滞留するなど混乱する物流の回復に向けて協議した。
BBCによると、EU加盟国は共通の対応として、英国からの入国を認める条件として、ウイルス検査を義務付けることを検討している。
英国では食料などの物品不足への懸念が高まり、買いだめをする動きも出ている。
ジョンソン氏は21日の記者会見で、「大半の食料や薬など(の貿易)は通常通り行き来している」と述べて、冷静な対応を求めた。
英国で21日に判明した1日の新規感染者数は約3万3000人だった。11月下旬から倍増となり、過去最悪の規模となっている。
世界保健機関(WHO)は21日の記者会見で、ウイルスの変異種が、英国のほかにオーストラリア、アイスランド、イタリア、オランダで1件ずつ確認され、デンマークでは約10件報告されたと明らかにした。
主要国のうち、米国は現時点で、変異種流行を受けた渡航制限などの措置を取っていない。
米ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は21日の記者会見で、英国からのニューヨーク便を運航する航空会社3社に対し、乗客に搭乗前のウイルス検査を義務付けるよう要請したと発表した。全3社が同意したという。
クオモ氏は「他国が対策を講じる中、米国は何もしていない。連邦政府の無能と怠慢の犠牲にはならない」とトランプ政権を批判した。
日本では変異種は確認されていないが、外務省はすでに、英国を入国拒否対象国に指定している。
https://www.yomiuri.co.jp/world/20201222-OYT1T50151/