ロシアが一方的に併合したウクライナ南部のクリミア半島で16日、ロシア軍の弾薬庫が爆発しました。アメリカメディアはウクライナの精鋭部隊が関与したと報じています。
ロシアメディアによりますと16日早朝、クリミア半島北部のジャンコイでロシア軍の弾薬庫が爆発しました。この爆発についてロシア国防省は「破壊工作」と断定しましたが、ウクライナ側からは公式に関与を認める発表はありません。
アメリカのニューヨークタイムズは16日、ウクライナ政府高官の話として、ウクライナ軍の精鋭部隊が行ったものだと報じています。
また、クリミア中部にある、別のロシア軍基地で爆発音がしたとの報道もあります。
アメリカの政策研究機関は、ジャンコイがロシア軍にとってウクライナ南部の占領地域への物資輸送の拠点だったとして、これらの爆発がロシア側に大きな損失を与えていると分析しました。
クリミアでは今月9日にもロシア軍の空軍基地で爆発が起き、ウクライナ側の関与が報じられています。
ウクライナの大統領府顧問はツイッターに、クリミア半島の「非武装化作戦が進行中」と書き込み、一連の爆発への関与をほのめかしました。
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