泉健太代表
立憲民主党の泉健太代表(47)は4日、国会内で開いた会見で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題をめぐる被害者救済法案について言及した。
法整備は自民党、公明党、立憲、日本維新の会の4党が参加して協議中だ。現時点では、与党側が高額献金への法規制を来年の通常国会以降に対応する方針を示して、これに立憲、維新側が猛反発している。
泉氏は「与野党協議が進んでいません。先送り骨抜きの動きが出てきたかという感じです。自民、公明は対案を示さず、立憲、維新案に対して文句をつけるだけということが繰り返されています」とあきれた。
今後、与野党協議で与党側が今国会での新法の成立を断念する可能性にも触れた。
「もしこの協議がまとまらないということであれば、岸田首相、自民党の重大な国民に対す背信行為だと思います。(骨抜きや先送りがあった場合は)内閣不信任案に値するほどの事案だと思います」
同法案の対応の遅れの背景には、自民党の所属議員と旧統一教会との〝接点〟が指摘されているからか。
泉氏は「(自民党は)統一教会との関係が密接であり、被害者との関係は疎遠である。それがいまも変わっていない。被害者からの声を真摯に受け止めようという気持ちがまったく足りないと思います」と批判した。
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