大きなバストのことを、俗に「巨乳」という。男性には巨乳好きが多く、女性にも巨乳に憧れる人がいる。しかし、大きなバストを持つ本人は、意外といっては失礼だが、巨乳に悩んでいる場合が多いのだ。
世界初となる、胸の大きな女性のためのファッションブランド「HEART CLOSET」の代表を務める黒澤美寿希さんも、そのひとりだ。黒澤さんはIカップのバストの持ち主で、胸が大きいことに対して長年悩みを抱えてきたという。
黒澤さんに、当事者以外にはなかなか理解できない「胸が大きい女性」の悩みやブランド立ち上げの経緯について話を聞いた。
―いきなり失礼なことをお聞きしますが、「胸が大きい悩み」というのは、具体的にどんなことでしょうか?
たくさんあります。たとえば、「胸が大きい=セクシー」と思われるらしく、男性から「胸が大きいからモテるでしょ?」と面と向かって言われたり、女友達に胸が大きい悩みを相談しても「自慢?」「ぜいたくなこと言いすぎ!」と怒られたり。「ただ太っているだけじゃん」と陰口を叩かれたこともありました。
―確かに、胸が大きいとモテそうなイメージはありますね。
でも、それって体を見ているだけで、私の内面を評価してくれているわけではないですよね?「胸が大きい」という理由だけでモテても、当人は全然うれしくないし、やっぱり傷つきますよ。
―とはいえ、一般的に「胸が大きい=良いこと」というポジティブなイメージもあります。
だからこそ、当事者以外には理解されにくいんですが、周囲が持つイメージと本人を取り巻く状況にはすごくギャップがあります。そのため、ひとりで悩みを抱えてしまいがちですし、胸が大きいことにコンプレックスを持ってしまう女性もいるんです。
―つまり、「周囲が胸の大きい女性の気持ちを理解できていない」と。セクハラにも通じる問題ですね。
胸の大きな女性は、「見せている」のではなくて「見えてしまっている」ことが多いんです。そこには大きな違いがある。その点を理解してもらえればうれしいですね。仮にそれが純粋な好意による視線だとしても、見られた本人が嫌な気持ちになるならNGですよね? これはセクハラ問題と同じで、胸の大小は関係ないと思います。女性と仲良くしたければ、見ちゃダメです!
―男性には耳が痛い言葉ですね。勉強になります。
―世界初の「胸の大きな女性」のためのファッションブランドというアイデアも、ご自身の悩みがきっかけになっているんですか?
胸が大きい女性のもうひとつの悩みは、ファッションです。私自身、バストサイズがIカップなので、ファッションにはとても悩んでいました。
―どういう部分で、ファッションに困ったのでしょうか?
たとえば、普通の服を着るだけでバストが目立ってしまうこと。マンガに出てくるような話ですが、ワイシャツのボタンがはじけ飛ぶなんて日常茶飯事(笑)。だからといって、3LやLLサイズを着れば、肩や腕はブカブカになってしまいます。つまり、胸が大きい女性の体にフィットする服って、この世に存在しなかったんですよ。
―なるほど。それは当事者以外は気がつかないことですね。
特に社会人になってからは、悩みが深刻になりました。以前は会社員として働いていたのですが、普通の服を着ているだけで「オフィスで露出するなんて」と言われ、仕事で成果を上げても「女を使って仕事を取ってきた」と陰口を叩かれたこともあったのです。
―ひどい話です。悩むのも当然ですね。
その会社は私服勤務で、服装については厳しくなかったものの、仕事にオーバーサイズの服を着て行くわけにはいきませんよね? 男性ならダボダボのスーツを着て取引先との打ち合わせに行くようなもので、あり得ません。それで、20代後半の頃に「TPOに合わせたファッションをして、きちんと見られたい」という思いが強くなってきたんです。
―もともと、ファッションが好きだったんですか?
続く
以下ソース
http://biz-journal.jp/2018/03/post_22775.html
★関連板★
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世界初となる、胸の大きな女性のためのファッションブランド「HEART CLOSET」の代表を務める黒澤美寿希さんも、そのひとりだ。黒澤さんはIカップのバストの持ち主で、胸が大きいことに対して長年悩みを抱えてきたという。
黒澤さんに、当事者以外にはなかなか理解できない「胸が大きい女性」の悩みやブランド立ち上げの経緯について話を聞いた。
―いきなり失礼なことをお聞きしますが、「胸が大きい悩み」というのは、具体的にどんなことでしょうか?
たくさんあります。たとえば、「胸が大きい=セクシー」と思われるらしく、男性から「胸が大きいからモテるでしょ?」と面と向かって言われたり、女友達に胸が大きい悩みを相談しても「自慢?」「ぜいたくなこと言いすぎ!」と怒られたり。「ただ太っているだけじゃん」と陰口を叩かれたこともありました。
―確かに、胸が大きいとモテそうなイメージはありますね。
でも、それって体を見ているだけで、私の内面を評価してくれているわけではないですよね?「胸が大きい」という理由だけでモテても、当人は全然うれしくないし、やっぱり傷つきますよ。
―とはいえ、一般的に「胸が大きい=良いこと」というポジティブなイメージもあります。
だからこそ、当事者以外には理解されにくいんですが、周囲が持つイメージと本人を取り巻く状況にはすごくギャップがあります。そのため、ひとりで悩みを抱えてしまいがちですし、胸が大きいことにコンプレックスを持ってしまう女性もいるんです。
―つまり、「周囲が胸の大きい女性の気持ちを理解できていない」と。セクハラにも通じる問題ですね。
胸の大きな女性は、「見せている」のではなくて「見えてしまっている」ことが多いんです。そこには大きな違いがある。その点を理解してもらえればうれしいですね。仮にそれが純粋な好意による視線だとしても、見られた本人が嫌な気持ちになるならNGですよね? これはセクハラ問題と同じで、胸の大小は関係ないと思います。女性と仲良くしたければ、見ちゃダメです!
―男性には耳が痛い言葉ですね。勉強になります。
―世界初の「胸の大きな女性」のためのファッションブランドというアイデアも、ご自身の悩みがきっかけになっているんですか?
胸が大きい女性のもうひとつの悩みは、ファッションです。私自身、バストサイズがIカップなので、ファッションにはとても悩んでいました。
―どういう部分で、ファッションに困ったのでしょうか?
たとえば、普通の服を着るだけでバストが目立ってしまうこと。マンガに出てくるような話ですが、ワイシャツのボタンがはじけ飛ぶなんて日常茶飯事(笑)。だからといって、3LやLLサイズを着れば、肩や腕はブカブカになってしまいます。つまり、胸が大きい女性の体にフィットする服って、この世に存在しなかったんですよ。
―なるほど。それは当事者以外は気がつかないことですね。
特に社会人になってからは、悩みが深刻になりました。以前は会社員として働いていたのですが、普通の服を着ているだけで「オフィスで露出するなんて」と言われ、仕事で成果を上げても「女を使って仕事を取ってきた」と陰口を叩かれたこともあったのです。
―ひどい話です。悩むのも当然ですね。
その会社は私服勤務で、服装については厳しくなかったものの、仕事にオーバーサイズの服を着て行くわけにはいきませんよね? 男性ならダボダボのスーツを着て取引先との打ち合わせに行くようなもので、あり得ません。それで、20代後半の頃に「TPOに合わせたファッションをして、きちんと見られたい」という思いが強くなってきたんです。
―もともと、ファッションが好きだったんですか?
続く
以下ソース
http://biz-journal.jp/2018/03/post_22775.html
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