上映中の映画「名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)」をめぐり、作品の根幹に関わる「ネタバレ」を悪質な手口で行うツイッターユーザーが登場し、
被害を受けたファンから「最悪すぎる」といった悲鳴が相次いでいる。
「コナンの映画見たい」「明日コナン見に行く」――今回のネタバレ行為の「標的」となっているのは、こうした呟きを投稿したユーザーだ。
今回問題となったネタバレの内容は、映画中で起きた殺人事件の「犯人」が誰なのかを明らかにするもの。少年探偵を主人公としたミステリー作品の「コナン」だけに、
これは作品の根幹に関わる重要部分のネタバレに当たる。
その手法は悪質で、映画をまだ見ていないと思われるファンのツイートに、「犯人は●●●●(編注・伏字は原文では犯人の名前)」というアカウントのユーザーが、「いいね」を付けるというもの。
実際に、
「明日コナン見に行くの楽しみだな〜〜〜」
「コナンの映画見に行きたい!」
「あ〜〜〜コナン見たい〜〜見たすぎてやばい」
といった投稿に、ネタバレ用のアカウントから「いいね」が送られている。
「ネタバレ魔」はツイッターの検索機能を使って投稿を探しているのか、「いいね」が送られるツイッターアカウントは無差別的に決めているように見える。
さらに、ツイッターの設定によっては、ツイートに「いいね」を送ったユーザーの名前が自動で通知される場合もあり、ツイッターを見なくてもスマホ画面などに表示されてしまう。
つまり、ツイッターでコナンの映画について呟いただけで、無差別に犯人のネタバレを食らう可能性があるということだ。
実際、この「いいね」を使ったネタバレ行為は、映画の上映が始まった2017年4月15日以降徐々に増加。
公開から2週間近くが経った28日昼現在で、編集部が確認した限りでは少なくとも100人以上の「被害者」が見つかった。
※映画の鑑賞前はツイートを控えるように
なお、当初は一人のユーザーが「いいね」によるネタバレを行っていたようだが、すでに大量の「模倣犯」が出ている。
その数は28日昼現在で30アカウント以上に達しており、今後さらに「被害者」の数は増えていく可能性が高い。
そのためファンの間では、映画の鑑賞前はツイートを控えるように注意を呼び掛け合う
https://www.j-cast.com/2017/04/28296820.html