「証拠は全てねつ造」 被告人質問で外国人男 富津のベトナム人女性遺棄
2017年9月20日 05:00
富津市笹毛の国道脇で2014年1月、ベトナム人女性のチン・ティン・タン・バンさん=横浜市戸塚区、当時(32)=の遺体が見つかった事件で、
死体遺棄と虚偽告訴の罪に問われた自称神奈川県秦野市、同国籍の男で型枠大工、トラン・ジュン被告(40)の第17回公判は19日、
千葉地裁(藤井俊郎裁判長)で弁護側の被告人質問が行われ、トラン被告は「証拠は全てねつ造された」と述べ、あらためて事件への関与を全面的に否定した。
弁護側から事件への関与を問われたトラン被告は「私は全く身に覚えがありません。事件の証拠は全てねつ造されたものです」と無罪を主張した。
チンさんとは13年夏ごろに知り合い、「電話がほとんど。スナックをやりたいから投資してほしいと4回ぐらい頼まれた」。
チンさんと最後に会った日は、ベトナム関係の店の前の路上で「車の中で若い男の人と一緒だった。私より5〜6歳ぐらい若い。5万円を貸した」と述べた。
捜査機関による取り調べに対しては「(1回目の逮捕から)黙秘権があることは告げられなかった。
(強盗殺人容疑での3回目の逮捕後は)1日3回、深夜0時まで取り調べされた。無罪だからと徹底的に訴えた」などと批判。
証拠については、トラン被告が富津署に送ったとされる書面を示して「私の字ではない」とするなど、ねつ造を主張した。
※以下略
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/439362