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“恋する”ペンギンのグレープ君にお別れ
東武動物公園(埼玉県宮代町)で12日に亡くなったオスのフンボルトペンギン「グレープ」君の献花台が14日、
園内のペンギン舎近くに設けられ、多くの人が訪れた。
グレープ君はアニメ「けものフレンズ」のフンボルトペンギンのキャラクター「フルル」のパネルをずっと見つめていることから、
“恋する”ペンギンとしてネットで話題となり人気を集めていた。
体調に変化が見られ11日から展示を中止して静養していたが、12日午後に死亡した。
死因については調査中で、判るまで約2週間かかるという。
2006年に羽村市動物園からやって来た21歳のグレープ君、人間でいえば80歳に相当する年齢だった。
神奈川県から来園した松野下真秀さん(34)は「けもフレのコラボイベントがきっかけで5月から頻繁に来園するようになった。
急にこんな事になってしまって昨日は泣いてしまった」と残念そうに話した。
ペンギン担当飼育員の山田篤さんは「グレープ君のおかげで来園者がペンギンを名前で覚えてくれるようになった。
ただのペンギンを“個”にしてくれた功績は大きい」とたたえた。
献花台は14日から1週間程度設置される予定。【時事通信映像センター】