中国で大きな知名度を持ち現在は日中両国で活躍する日本の俳優・矢野浩二。4日に中国版ツイッター・新浪微博で彼に関する書き込みが投稿され、4日午後4時半時点で2万6000件近いコメントが付くなど話題になっている。
投稿主は「矢野浩二が中国人を侮辱した!彼は中国でバラエティー番組の司会を務めたが、日本の番組に出演した際、『中国人は素養がない』や北京市民がペットの排せつ物を処理しないことを挙げ、『中国人にペットを飼う資格はない』と発言した」と紹介した。
投稿主は矢野浩二の日本の番組での発言を批判しているが、中国ネットでは矢野浩二を擁護する声が多くを占めた。代表的なのは、「矢野浩二は日本で中国の良い所も紹介している。なぜその発言を紹介しない?」
「北京市民のペットに関する発言は事実。間違ってはいない」「事実を述べているだけで、侮辱とはならない」といった声だった。
この投稿について、矢野浩二は「これは3、4年前の日本のバラエティー番組でのことです。自分のお国自慢をする番組で、時にはわざと批判して口げんかして盛り上げるのが番組のカラーになっています。
番組内では、日本ばかり批判する韓国人に向けて『あなたたちは日本にいて、自分の故郷に戻ったら日本も愛してると言えるか?僕はここ日本で言えるぞ!中国を愛してるぞ!』ということを言っています」と当時の状況を説明。
さらに、ネットの反応については、「ウェイボー(中国版ツイッター)上で多くの反響がありますが、コメントを見ると意外にも、みなさん極めて冷静!客観的!もちろん一部の人たちは憤慨していますが、
ほとんどの人が冷静に事を受け止めている非常に大人な対応。改めて中国の人たちの度量の大きさを感じました。あと僕の立場もちゃんと理解してくれている。
有難いです。なぜ今になってこのことが出て来たのかわかりませんが、少し戸惑っていますけど、コメントを見させてもらって、少し気持ちが救われています」と語っている。(翻訳・編集/内山)
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