
テレビなんかなくても全然平気? TVライセンス、キャンセル続出
■英国でテレビを視聴するには、年間147ポンドのテレビ・ライセンス料を支払わなければならない。
しかしここ数年、Netflix(ネットフリックス)など、インターネットによるストリーミング配信を利用して
映像コンテンツを視聴する英国人が急増。
それに伴い2017年にテレビ・ライセンスの支払いをキャンセルした人が全国で約79万人に達したという。
「デイリー・メール」紙(電子版)が伝えた。
写真:メディアがこれほど多様化した今、テレビを観るだけで年147ポンドのライセンス料は確かにお高い。
Netflixは世界約190ヵ国以上でサービスを展開、約1億人に視聴されている。
視聴するのにテレビ・ライセンスは不要で、英国では月額10ポンド以下で
様々なジャンルのコンテンツを無制限に楽しめることから支持を集めてきた。
一方、テレビ・ライセンス料は値上がりを続け、昨年4月には国会議員のジェイコブ・リース・モグや
デイヴィッド・デイヴィスブレグジット担当相がこれを批判するなど、
テレビ・ライセンス制度そのものが時代遅れだという風潮が取りざたされてきた。
今後その支払いをキャンセルする流れは一気に加速しそうだという。
今回のニュースを受け、デイリー・メールの読者コメント欄には
「BBCの資金繰りを心配する側の国会議員がテレビ・ライセンスをディスるとは面白い」
「テレビ・ライセンスではなく『テレビ税』と呼ぼう」「再放送ばかりのBBCに大金を払うなんて馬鹿げている」
「テレビの時代はもうずっと前に終わってる」「BBCは左翼的で、他者の意見を聞く耳を持たない」などの声が挙がっている。
https://www.japanjournals.com/uk-today/10741-180106-1.html