八ヶ岳横断のメルヘン街道が開通
冬の間、雪に閉ざされていた八ヶ岳連峰を横断する国道「メルヘン街道」が19日から通行で
きるようになり、観光シーズンの始まりを祝う式典が開かれました。
国道299号線のうち、八ヶ岳連峰を横断して茅野市と佐久穂町を結ぶ区間は、沿線の景色の
美しさから「メルヘン街道」と呼ばれて観光客に親しまれています。
雪が多い冬の間は、標高2127メートルの麦草峠を挟んでおよそ14キロの区間が閉鎖され
ていましたが、19日からこの区間が5か月ぶりに通れるようになり、開通式が開かれました。
式が行われた麦草峠には地元の観光関係者や保育園児などおよそ130人が出席し、
くす玉を割ったりテープカットを行ったりして開通を祝いました。
このあと、地元の園児を乗せたバスや愛好家が運転する外国車がクラクションを鳴らしながら
走り初めを行っていました。
また、標高の高い峠には今も雪が残っていて、園児たちは雪を投げ合って楽しんでいました。
蓼科中央高原観光協会の篠原元文会長は「全国で2番目に標高が高い国道で、原生林などが楽しめます。
神秘的なメルヘン街道に、ぜひ足を運んでもらいたいです」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20180419/1010002908.html