過労知りながら運転命じる=上司の市選管幹部送検−兵庫県警
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018042300926&g=soc
2018年04月23日18時26分
兵庫県川西市で昨年10月、市選挙管理委員会の男性職員(52)が公用車を運転中に対向車と衝突し女性2人を死傷させる事故があり、
県警交通捜査課などは23日、職員に過労運転をさせたとして、上司だった当時の市選管事務局長(55)を道交法違反(過労運転下命)容疑で書類送検した。<下へ続く>
送検容疑は昨年10月21日夕、部下の職員が過労状態にあると認識しながら車の運転を命じた疑い。
市関係者によると、職員は当時、衆院選の準備に追われ、直前まで1カ月間の残業が200時間を超えていた。県警は、この職員も自動車運転処罰法違反(過失致死傷)容疑で書類送検した。
事故は衆院選投開票日前日の昨年10月21日夕、川西市の国道で発生。公用車が対向の軽乗用車にぶつかり、運転していた女性が死亡、同乗の女性も重傷を負うなどした。職員は期日前投票所の片付けに向かう途中だったという。