高松にバンクシー? 市、確認検討も困惑「やめてほしい」
高松市サンポートにある「サンポートスケートパーク」で、正体不明の路上芸術家、バンクシーの作品に似た絵が描かれているのが見つかった。
施設を管理する市は本物かどうか確かめることを検討しているが、「著名であるかどうかにかかわらず、公共物への落書きはやめてほしい」と困惑気味だ。
今月6日に市都市計画課へ市民からメールで連絡があり、同課が調査。平面台とスロープに、傘を差したネズミのような動物がかばんを持つイラストが一つずつあった。
いずれも横約15センチ、長さ約20センチ。類似した構図を左右に反転させたような絵が東京都港区の防潮扉にあるのも発見されている。
市がインターネットでスケートパークの写真を検索したところ、少なくとも2008年には描かれていたことが判明したという。今後、バンクシー作品に関して真贋(しんがん)を判断している認証機関や、画廊などに鑑定を依頼できないか検討している。
サンポートスケートパークは04年10月にオープン。スケートボードやローラースケートを楽しめる屋外施設で、午前9時から午後10時まで毎日開放されている。
https://mainichi.jp/articles/20190214/k00/00m/040/069000c