トイレにすら行けない…宅配ドライバーの壮絶な日々が映画に:第72回カンヌ国際映画祭
現地時間17日、第72回カンヌ国際映画祭でコンペティション部門に出品されている映画『ソーリー・ウィー・ミスト・ユー(原題) / Sorry We Missed You』の公式会見が行われ、
イギリスの巨匠ケン・ローチ監督(82)と脚本家のポール・ラヴァーティが宅配ドライバーとその家族の姿を描く本作に込めた思いを明かした。
長年にわたって、労働者階級や移民を題材にした映画を作り続けてきたローチ監督とラヴァーティが今回取り上げたのは、
“個人事業主”の宅配ドライバーとして新たなスタートを切った主人公が過酷な現実に直面するさま。事故や強盗に遭っても何の保障もなく全てのリスクを負う一方で、
渡された端末に何もかもを管理され、トイレに行く時間すらなくペットボトルで用を足し……。タイトルの「Sorry We Missed You」は不在配達カードに書かれているお決まりの言葉で、
働き通しですれ違う家族の姿とも悲しく重なる。
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