イスラム革命防衛隊は8日水曜未明、イラク西部アンバール州にある米軍のアサド空軍基地に向かって数十発のミサイルを発射し、先のソレイマーニー司令官の暗殺という米侵略軍の犯罪に厳しい報復で回答しました。
イスラム革命防衛隊内の情報筋は、同防衛隊による厳しい報復攻撃で「少なくとも80人の米軍テロリストが死亡、およそ200人が負傷した」と明らかにしています。
(軍の)ある情報筋は8日水曜、イラン国際通信イランプレスのインタビューで「米軍の戦場での対話のやり取りの傍受・監視から、イラン革命防衛隊のミサイル作戦でアサド空軍基地にかなりの人的、物的被害が出た事が伺える」としました。
現在、テヘラン南方の聖地ゴムの人々数千人に向けた、イランイスラム革命最高指導者ハーメネイー師の演説が(テヘランで)始まっています。
イラン革命防衛隊のソレイマーニー司令官の殉教、それに続く米テロリスト軍に対するイラン側の厳しい報復の後、イラン最高指導者が国民を前に演説するのは初めてのことで、これは極めて重要なものとされています。
イランのザリーフ外相は、「わが国は国連憲章51条に基づき、自らを防衛する」と語りました。
ザリーフ外相は8日水曜、ツイッター上で「イランは自らの防衛にふさわしい行動をとる。イランの市民や上層幹部に対する臆病な攻撃が実行された拠点を標的とした」と述べました。
また、「わが国は戦争や情勢の緊迫化を求めていない。しかし、外部からの侵略に対してはあらゆる自衛を行う」としました。
イランのバーゲリー合同参謀本部議長は、「米国による新たな悪態・悪行の全ては、より大規模でより厳しい断固たる報復を受けるだろう」と語りました。
イスラム革命防衛隊のモガッダムファル総司令官顧問は、イラク領内にあるアサド米軍基地の米軍テロリストに対するイランの厳しい報復に触れ、「米国のあらゆる反撃は、西アジア地域における彼らの利益すべてを破壊するもとになる」と述べました。
さらに、イスラム革命防衛隊のコウサル司令官は、「8日未明のアサド空軍基地に対する我が防衛隊のミサイル攻撃は、“報復の第一章”だとしています。
イラン国民は、革命防衛隊ソレイマーニー司令官の暗殺に対する『厳しい報復』を意味する今回のミサイル攻撃の後、街頭に繰り出して口々に「神は偉大なり」と唱え、米国が犯したテロへの報復を支持しました。
イスラム革命防衛隊ゴッツ部隊のソレイマーニー司令官は3日金曜未明、
イラク政府の正式な招待により同国を訪問していたところをイラク民兵組織ハシャドアルシャビのアブーマハディ・アルムハンディス司令官らとともに、バグダッド空港付近で米軍に空爆され殉教しました。
ソース元に動画あり
https://parstoday.com/ja/news/iran-i58086