いつからだ?
「自殺という言葉を使わないで」自死遺族たちが報道に望むこと。
三浦春馬さんの突然の死。それを受けて、WHOの「自殺報道ガイドライン」が注目を集めている。そして、自殺対策の専門家による報道の問題点についての指摘なども記事にされている。しかし、「自死遺族」たちがどんな報道を望んでいるのかについてはあまり紹介されていない。
果たして自死遺族たちはどのような報道を望んでいるのか?今年3月に取材した一般社団法人全国自死遺族連絡会 田中幸子代表理事の話を要約して再びお伝えしたい。
自死遺族たちは、メディアの報道姿勢にいろいろな疑問を持っている。田中さんは、自らも息子さんを自死で亡くしている。このインタビューをした3月には、学校に行きたくない子どもたちに向けて、一斉に「死ぬな」というキャンペーンをすることについて、田中さんにお話を伺うかがった。
しかし、三浦さんの死を受けて、一斉にメディアが「死ぬな」ということを伝えることで、いま同じような状況が起きているのではないか。そして、「自殺」という言葉を連呼してしまうことについても、自死遺族たちはどう思っているのかを考える必要があると思う。
https://news.yahoo.co.jp/byline/shizumehiromichi/20200720-00189014/