新型コロナウイルスのPCR検査などを確実に受けられるようにすべきだとして、日本医師会は必要な仕組み作りなどを国に求める緊急提言を発表しました。
緊急提言では、検査体制を拡充するためには医師から必要と判断された人が自己負担なしで検査を受けられる病院や診療所を増やす必要があるとして、必要な仕組み作りなどを国に求めています。
日本医師会の中川会長は記者会見で「最近の感染の全国的な広がりは『急増』だと思っており、必要な検査を可能なかぎり実施することが感染拡大の防止につながる。医師が必要だと判断した場合は症状があるなしにかかわらず検査を受けられるようにすべきだ」と述べました。
また中川会長はお盆休みについて「『我慢のお盆休み』としていただきたい」と述べ、県をまたぐ移動などを避けるよう呼びかけました。
一方、飲食店への休業要請などについて中川会長は「一定の強制力がある命令ができるようにすべきだ。その際、国が一律に行うのではなく、地域の実情を把握する都道府県に権限を持たせて、きめこまやかに対応できるようにしてほしい」と述べました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200805/k10012552461000.html