初めて訪れた場所なのに
「前に来たことがある」
と感じたり、
これまで直面したはずがない出来事に
「これと同じことを経験したおぼえがある」
と思ったことはないだろうか。
これこそがデジャヴ(既視感)である。
身の周りには見えている“現実”のほかにも、
自分が選ばなかった無数のパラレルワールドが満ち満ちている
という考え方に立脚すれば、
不意に訪れた“エラー”で
一瞬別の世界 異世界に片足を突っ込んでしまうこともあるという。
それがデジャヴ現象が起こるメカニズムであるというのである。
1979年にノーベル物理学賞を受賞したサイエンティスト、
スティーヴン・ワインバーグ氏も
パラレルワールド論の支持者。
量子力学では、
2つの状態が同時に共存している「重ね合わせ状態」
という現象が存在しているが、
量子デコヒーレンスはこの重ね合わせ状態が
何らかの外部的要因で損なわれてしまうことをいう。
この場合、“現実”世界の量子が持つ波動性が弱まるため、
相対的にパラレルワールド側からの干渉が一瞬であれ強まってくる。
そしてまさに一瞬、パラレルワールドを垣間見てしまい、
これがデジャヴ体験をもたらすのだ。
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https://tocana.jp/2016/07/post_10195_entry_3.html