
ウクライナ東部戦線で激しい攻撃を続けるロシア軍が、ルガンスク州の要衝セベロドネツクの占領に失敗したもようだ。激烈な市街戦が展開されるなか、ウクライナ軍は一部地域で露部隊の撃退に成功したという。
南部でも西側諸国から提供された重火器が威力を発揮し始めており、地元知事はロシア支配地域の奪還は「時間の問題だ」と強調している。
ウクライナ軍部隊の司令官は10日、セベロドネツクでは市街戦で街区の奪い合いになっていると述べた。ロシア側は市街地の掌握を終えたとしていたが、「一部ではロシア部隊の撃退に成功している」と指摘した。
ルガンスク州のガイダイ知事は、露軍が同日までにセベロドネツクを制圧する目標を「22日に延長した」との見方を通信アプリに投稿した。
露軍は圧倒的な火力で砲撃するが、州当局は10日、「過去24時間に敵の攻撃を7回退けた」とした。英国防省も「露軍は同市の大部分を再び掌握しているが、南北から包囲する試みにはほとんど進展がみられていない」と分析した。
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