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【90年代】週刊少年ジャンプ 【黄金期〜暗黒期】6 ->画像>13枚


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1愛蔵版名無しさん2020/10/18(日) 11:36:53.86ID:???
暗黒期って言っても今から振り返ると結構面白かったと思うんだ。

参考サイト
思い出の週刊少年ジャンプ
http://www.biwa.ne.jp/~starman/

前スレ
【90年代】週刊少年ジャンプ 【黄金期〜暗黒期】5
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【90年代】週刊少年ジャンプ 【黄金期〜暗黒期】4
http://medaka.2ch.net/test/read.cgi/rcomic/1525151725/
【90年代】週刊少年ジャンプ 【黄金期〜暗黒期】3
http://medaka.2ch.net/test/read.cgi/rcomic/1487500245/
【90年代】週刊少年ジャンプ 【黄金期〜暗黒期】2
http://tamae.2ch.net/test/read.cgi/rcomic/1406547282/
【90年代】週刊少年ジャンプ 【黄金期〜暗黒期】
http://kanae.2ch.net/test/read.cgi/rcomic/1255840614/

2愛蔵版名無しさん2020/10/18(日) 11:42:45.17ID:???
週刊少年ジャンプ1990年1・2号
■エース!:高橋陽一:新連載
■ドラゴンボール:鳥山明
■ろくでなしBLUES:森田まさのり
■DRAGON QUEST ダイの大冒険:三条陸・稲田浩司・堀井雄二
■電影少女:桂正和
■魁!!男塾:宮下あきら
■AT Lady!:のむら剛
■ジャングルの王者ターちゃん:徳弘正也
■燃える!お兄さん:佐藤正
■聖闘士星矢:車田正美
■まじかる☆タルるートくん:江川達也
■とびっきり!:樹崎聖
■ボクはしたたか君:新沢基栄
■ジョジョの奇妙な冒険:荒木飛呂彦
■こちら葛飾区亀有公園前派出所:秋本治
■シティーハンター:北条司
■山下たろーくん:こせきこうじ
■てんで性悪キューピッド:富樫義博
■ザ・グリーンアイズ:巻来功士
■神様はサウスポー:今泉伸二

3愛蔵版名無しさん2020/10/18(日) 11:44:34.91ID:???
■週刊少年ジャンプ1991年1-2号
■まじかる☆タルるートくん:江川達也
■幽☆遊☆白書:富樫義博
■ドラゴンボール:鳥山明
■ろくでなしBLUES:森田まさのり
■DRAGON QUEST ダイの大冒険:三条陸・稲田浩司・堀井雄二
■花の慶次-雲のかなたに-:原哲夫・隆慶一郎
■ひかる!チャチャチャッ!!:みのもけんじ
■SLAM DUNK:井上雄彦
■ジョジョの奇妙な冒険:荒木飛呂彦
■新ジャングルの王者ターちゃん:徳弘正也
■珍遊記:漫画太郎
■シティーハンター:北条司
■魁!!男塾:宮下あきら
■エース!:高橋陽一
■燃える!お兄さん:佐藤正
■こちら葛飾区亀有公園前派出所:秋本治
■電影少女:桂正和
■てんぎゃん:岸大武郎
■蹴撃手マモル:ゆでたまご
■METAL FINISH:宮崎まさる・鶴岡伸寿:最終回

4愛蔵版名無しさん2020/10/18(日) 11:48:30.91ID:???
■週刊少年ジャンプ1992年1-2号
■幽☆遊☆白書:冨樫義博
■天然色男児BURAY:高橋一雅
■ドラゴンボール:鳥山明
■SLAM DUNK:井上雄彦
■ろくでなしBLUES:森田まさのり
■DRAGON QUEST ダイの大冒険:堀井雄二・三条陸・稲田浩司
■アウターゾーン:光原伸
■魔神冒険譚(アラビアン)ランプ・ランプ:小畑健・泉藤進
■だかあぽ:鷹城冴貴:読切
■ペナントレースやまだたいちの奇跡:こせきこうじ
■超機動爆発蹴球野郎リベロの武田:にわのまこと
■珍遊記:漫画太郎
■新ジャングルの王者ターちゃん:徳弘正也
■ジョジョの奇妙な冒険:荒木飛呂彦
■こちら葛飾区亀有公園前派出所:秋本治
■花の慶次-雲のかなたに-:原哲夫・隆慶一郎
■まじかる☆タルるートくん:江川達也
■電影少女:桂正和
■天外君の華麗なる悩み:真倉翔
■天より高く!:浅美裕子

5愛蔵版名無しさん2020/10/18(日) 11:53:46.35ID:???
■週刊少年ジャンプ1993年1号
■CHIBI -チビ-:高橋陽一
■SLAM DUNK:井上雄彦
■ドラゴンボール:鳥山明
■力士伝説 -鬼を継ぐ者-:宮崎まさる・小畑健
■幽☆遊☆白書:冨樫義博
■ジョジョの奇妙な冒険:荒木飛呂彦
■ボンボン坂高校演劇部:高橋ゆたか
■BOY:梅澤春人
■DRAGON QUEST ダイの大冒険:堀井雄二・三条陸・稲田浩司
■ろくでなしBLUES:森田まさのり
■PSYCHO+:藤崎竜
■ペナントレースやまだたいちの奇跡:こせきこうじ
■こちら葛飾区亀有公園前派出所:秋本治
■瑪羅門の家族:宮下あきら
■新ジャングルの王者ターちゃん:徳弘正也
■花の慶次-雲のかなたに-:原哲夫・隆慶一郎
■究極!!変態仮面:あんど慶周
■モンモンモン:つの丸
■アウターゾーン:光原伸

6愛蔵版名無しさん2020/10/18(日) 11:56:51.93ID:???
■週刊少年ジャンプ1994年1号
■ジョジョの奇妙な冒険:荒木飛呂彦
■SLAM DUNK:井上雄彦
■ドラゴンボール:鳥山明
■NINKU -忍空-:桐山光侍
■BOY:梅澤春人
■幽☆遊☆白書:冨樫義博
■ろくでなしBLUES:森田まさのり
■新ジャングルの王者ターちゃん:徳弘正也
■超弩級戦士ジャスティス:山根和俊
■こちら葛飾区亀有公園前派出所:秋本治
■D・N・A2:桂正和
■DRAGON QUEST ダイの大冒険:堀井雄二・三条陸・稲田浩司
■地獄先生ぬ〜べ〜:真倉翔・岡野剛
■ミリンダファイト:佐藤正
■とっても!ラッキーマン:ガモウひろし
■ボンボン坂高校演劇部:高橋ゆたか
■ペナントレースやまだたいちの奇跡:こせきこうじ
■こもれ陽の下で…:北条司
■アウターゾーン:光原伸

7愛蔵版名無しさん2020/10/18(日) 11:58:47.29ID:???
■週刊少年ジャンプ1995年1号
■DRAGON QUEST ダイの大冒険:堀井雄二・三条陸・稲田浩司
■みどりのマキバオー:つの丸
■ドラゴンボール:鳥山明
■地獄先生ぬ〜べ〜:真倉翔・岡野剛
■MIND ASSASSIN:かずはじめ
■新ジャングルの王者ターちゃん:徳弘正也
■心の求道者:坂本眞一:読切
■とっても!ラッキーマン:ガモウひろし
■SLAM DUNK:井上雄彦
■BOY:梅澤春人
■るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-:和月伸宏
■ジョジョの奇妙な冒険:荒木飛呂彦
■ボンボン坂高校演劇部:高橋ゆたか
■キャプテン翼 ワールドユース編:高橋陽一
■こちら葛飾区亀有公園前派出所:秋本治
■NINKU -忍空-:桐山光侍
■ろくでなしBLUES:森田まさのり
■RASH!!:北条司
■影武者 徳川家康:隆慶一郎・原哲夫
■BAKUDAN:宮下あきら
■王様はロバ -はったり帝国の逆襲-:なにわ小吉

8愛蔵版名無しさん2020/10/18(日) 12:01:20.99ID:???
■週刊少年ジャンプ1996年1号
■DRAGON QUEST ダイの大冒険:堀井雄二・三条陸・稲田浩司
■水のともだちカッパーマン:徳弘正也
■るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-:和月伸宏
■SLAM DUNK:井上雄彦
■セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん:うすた京介
■地獄先生ぬ〜べ〜:真倉翔・岡野剛
■青き波擣:次原隆二:読切
■とっても!ラッキーマン:ガモウひろし
■BOY:梅澤春人
■ろくでなしBLUES:森田まさのり
■こちら葛飾区亀有公園前派出所:秋本治
■密リターンズ!:八神健
■みどりのマキバオー:つの丸
■かおす寒鰤屋:大河原遁
■キャプテン翼 ワールドユース編:高橋陽一
■ジョジョの奇妙な冒険:荒木飛呂彦
■真島クンすっとばす!!:にわのまこと
■SHADOW LADY:桂正和
■人形草紙あやつり左近:写楽麿・小畑健:最終回
■王様はロバ:なにわ小吉

9愛蔵版名無しさん2020/10/18(日) 12:03:06.73ID:???
■週刊少年ジャンプ1997年1号
■セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん:うすた京介
■るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-:和月伸宏
■封神演義:藤崎竜
■BOY:梅澤春人
■BE TAKUTO!!:野口賢一
■遊☆戯☆王:高橋和希
■魔女娘ViVian:高橋ゆたか
■GANRYU:山根和俊:読切
■地獄先生ぬ〜べ〜:真倉翔・岡野剛
■幕張:木多康昭
■ジョジョの奇妙な冒険:荒木飛呂彦
■こちら葛飾区亀有公園前派出所:秋本治
■みどりのマキバオー:つの丸
■WILD HALF:浅美裕子
■とっても!ラッキーマン:ガモウひろし
■真島クンすっとばす!!:にわのまこと
■キャプテン翼 ワールドユース編:高橋陽一
■ろくでなしBLUES:森田まさのり
■心理捜査官 草薙葵:月島薫

10愛蔵版名無しさん2020/10/18(日) 12:04:30.36ID:???
週刊少年ジャンプ1998年1号
■画-ROW:水元昭嗣:新連載
■ONE PIECE:尾田栄一郎
■るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-:和月伸宏
■世紀末リーダー伝たけし!:島袋光年
■明稜帝梧桐勢十郎:かずはじめ
■花さか天使テンテンくん:小栗かずまた
■BOY:梅澤春人
■COWA!:鳥山明
■I”s<アイズ>:桂正和
■こちら葛飾区亀有公園前派出所:秋本治
■封神演義:藤崎竜
■WILD HALF:浅美裕子
■地獄先生ぬ〜べ〜:真倉翔・岡野剛
■ジョジョの奇妙な冒険:荒木飛呂彦
■みどりのマキバオー:つの丸
■真島クンすっとばす!!:にわのまこと
■遊☆戯☆王:高橋和希
■COOL レンタルボディガード:許斐剛
■きりん -The Last Unicorn-:八神健

11愛蔵版名無しさん2020/10/18(日) 12:05:56.18ID:???
週刊少年ジャンプ1999年1号
■身海魚:田中加奈子:新連載
■ONE PIECE:尾田栄一郎
■世紀末リーダー伝たけし!:島袋光年
■シャーマンキング:武井宏之
■るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-:和月伸宏
■花さか天使テンテンくん:小栗かずまた
■ジョジョの奇妙な冒険:荒木飛呂彦
■遊☆戯☆王:高橋和希
■ライジングインパクト:鈴木央
■ROOKIES:森田まさのり
■封神演義:藤崎竜
■ホイッスル!:樋口大輔
■こちら葛飾区亀有公園前派出所:秋本治
■明稜帝梧桐勢十郎:かずはじめ
■憂鬱サッカーダンス:新田瀕死
■地獄先生ぬ〜べ〜:真倉翔・岡野剛
■ぼくは少年探偵ダン!!:ガモウひろし
■BOY:梅澤春人

12愛蔵版名無しさん2020/10/18(日) 12:06:52.12ID:???
■週刊少年ジャンプ1999年52-53号
■ヒカルの碁:ほったゆみ・小畑健
■ONE PIECE:尾田栄一郎
■世紀末リーダー伝たけし!:島袋光年
■花さか天使テンテンくん:小栗かずまた
■テニスの王子様:許斐剛
■NARUTO -ナルト-:岸本斉史
■遊☆戯☆王:高橋和希
■ZOMBIE POWDER:久保帯人
■シャーマンキング:武井宏之
■SWEET HOME:河原武美:読切
■封神演義:藤崎竜
■ライジングインパクト:鈴木央
■こちら葛飾区亀有公園前派出所:秋本治
■HUNTER×HUNTER:冨樫義博
■ホイッスル!:樋口大輔
■I”s<アイズ>:桂正和
■ROOKIES:森田まさのり
■Romancers:浅美裕子
■明稜帝梧桐勢十郎:かずはじめ:最終回

13愛蔵版名無しさん2020/10/18(日) 17:10:31.65ID:eA0vGEaP
マガジン黄金期 ジャンプを抜いて1位だった頃
【90年代】週刊少年ジャンプ 【黄金期〜暗黒期】6 ->画像>13枚

14愛蔵版名無しさん2020/10/18(日) 17:18:58.91ID:???
当時のマガジンはどれも面白かったけど
ジャンプレベルの大ヒット作はほぼなかった気がするな

15愛蔵版名無しさん2020/10/18(日) 18:59:25.98ID:???
総合力か

16愛蔵版名無しさん2020/10/19(月) 16:29:59.26ID:???
コータローまかりとおる
ってまだやってるの?
全く内容知らないんだけどなんの漫画なのかな

17愛蔵版名無しさん2020/10/20(火) 00:27:18.81ID:???
マガジンスレで聞け

18愛蔵版名無しさん2020/10/20(火) 02:22:17.86ID:???
ラブコメ格闘漫画?

19愛蔵版名無しさん2020/10/20(火) 09:24:01.16ID:???
>>15
総合力がないから大ヒット出せない
マガジンは小手先ばかり

20愛蔵版名無しさん2020/10/20(火) 10:51:35.35ID:???
何度も言うが「マガジンが勝った」、「第二次マガジン黄金期」って事より
「ジャンプが負けた」、「ジャンプ暗黒期」って事の方が世間一般では大きく取り上げられるんだよな

実際にマガジンの部数が増加してるとは言え
それ以上にジャンプの部数が減少したの方が大きかったようだし
解かり易く例えるなら10:5の割合が5:6になったと言うべきか
(まあマガジンの増加分はジャンプから移ったのが大半なんだろうけど)
何よりこれら二つの条件が重ならなければ起きなかった事だから

「負けた事があるという事がいつか大きな財産になるだろう」
当時のジャンプ編集部もそう思ってたんだろうか

>>19
金田一もGTOも黄金期ジャンプだったら中堅レベルだろう

21愛蔵版名無しさん2020/10/20(火) 12:32:18.65ID:???
>>19
お…おぅ

22愛蔵版名無しさん2020/10/20(火) 13:53:05.84ID:???
始めの一歩、金田一少年、サイコメトラーえいじ、スーパードクターKあたりの頃は良かった

23愛蔵版名無しさん2020/10/20(火) 17:02:38.08ID:???
これが載ったの平成初期だと思うけど
そう考えるとホント時代の30年先をいってたw

【90年代】週刊少年ジャンプ 【黄金期〜暗黒期】6 ->画像>13枚

24愛蔵版名無しさん2020/10/20(火) 17:06:23.80ID:???
テレビ会議なんて昭和の児童雑誌でよくある未来予想図だった

25愛蔵版名無しさん2020/10/21(水) 11:21:36.48ID:???
>>20
マガジンはまだまだドラマの視聴率取れてた時代に金田一やGTOのドラマ化で成功したイメージはある。

26愛蔵版名無しさん2020/10/21(水) 20:34:26.15ID:pcInis0j
90年代後半はテンテンくんが上位陣になるという苦難の時代

27愛蔵版名無しさん2020/10/21(水) 22:39:25.71ID:7EXPw2jQ
こち亀がオタク化して急速に劣化したのはキツかった

28愛蔵版名無しさん2020/10/22(木) 10:46:00.65ID:???
【全文公開】伝説の漫画編集者マシリトはゲーム業界でも偉人だった!
鳥嶋和彦が語る「DQ」「FF」「クロノ・トリガー」誕生秘話
この辺までの鳥嶋さんの動きというのは凄まじいものがあるのですが、実のところプレステ以降のゲーム業界の流れに、あまり鳥嶋さんは絡んでいないように見えるんです。

鳥嶋氏:
 まあ、深くは関わらなかったね。ちょうどその頃、ジャンプ編集部に呼び戻されて、編集長として立て直すことになったのもあるしね。
ただ、プレステに『FF』が参入するときには、ジャンプで一番にスクープを抜くために坂口の電話を待ったんだよ。

佐藤氏:
 電話を待った?

鳥嶋氏:
 坂口からその決断のタイミングがあると聞いてたから、「スクープさせてくれ」と頼んでおいたんですよ。
で、スポーツ誌みたいに予定を組んでおいて校了紙だけ置いておいたの。で、坂口が電話で「やります」とかけてきたから、一気に校了紙をおろしてスクープ報道。
翌週には全てのゲーム雑誌を出し抜いて、ジャンプが一発目に「『FF』がプレステ参入!」と報じたんだね。

――週刊少年漫画雑誌なのに、「スクープ」という概念が飛び出してくるのが凄いですね。

鳥嶋氏:
 そりゃ、ジャンプには「この世の面白いもの」は全て集まらなきゃいけないから。そういうブランディングで戦ってる以上、絶対に手を抜いてはいけないんです。
子供は真実を見抜くからね。

鳥嶋さん個人にとって印象深いゲームにはどんなものがありましたか?

鳥嶋氏:
  僕が逃したゲームは二つあるんです。
 一つは『ポケットモンスター』ね。でも、これは正直に告白するけど、僕が自分の目で見て何一つ良さがわからなかったから仕方ない。
もう一つは『伝説のオウガバトル』なんです。

――松野泰己さん(※)ですか。
https://news.denfaminicogamer.jp/projectbook/torishima/3

29愛蔵版名無しさん2020/10/22(木) 11:06:30.94ID:???
マシリトはジャンプにボンボンコロコロの手法を導入した戦犯
というかその手の漫画は当時見飽きていたからなあ

30愛蔵版名無しさん2020/10/22(木) 11:07:20.81ID:VIa0xxt0
でも当時のFFって、いまも語り継がれる天野喜孝さんの絵だったわけですよね。

鳥嶋氏:
 でも、ジャンプではウケなかった。結果『FFV』の売上は前作の2.5倍になったんだけど、最初誌面での人気はもうボロボロ。
それで、坂口と話して「このままじゃダメだね」となったの。

 そこで僕たちはゲームに映画のスチールの考え方を持ち込んだんだよ。
要するに、始まったばかりで何も出来ていないものを中途半端に見せても仕方ないじゃない。
だから、いきなりキービジュアルを作りこんでしまうわけ。「このシーンはこうだ!」というビジュアルを先に見せた上で、
後からゲームを作り込んでいく。これが現在に至るゲームの記事の出し方の始まりですよ。

――なんと……。

鳥嶋氏:
 先にボス戦の構図だとか、決めのシーンの絵を仕上げた上で、そこに向けて作っていくんだよ。
これを徹底的にやったのが、少し先の話になってしまうけど『クロノ・トリガー』ね。
先に鳥山明さんが各シーンの絵を描いて、それに合わせる形でスクウェアがゲーム画面を作って、ゲームはそれを縫うように作っていった。

――そんなやり方で製作されていたとは……。鳥山さんの『クロノ・トリガー』の絵は、
今もファンの間で「神がかっている」と語り継がれるものですが、むしろあの絵をインスピレーションにゲームがつくられていたのですか。

鳥嶋氏:
 たぶん、もう今の鳥山さんに、あの絵は描けないと思う。彼の才能が全盛期にあったときに、まずは思うままに描いてもらったんだね。

――それって、もはやゲームデザインみたいな話から組み立てていく発想とは、真逆の場所からゲームが作られていますよね。
ゲームの反響から先に設計しているというか……。


鳥嶋氏:
 もちろん。でもさ、そもそもタイムテーブルで言うと、発売まで半年くらい誌面を持たせなきゃいけないわけで、期待感を煽るのは必要になるわけでしょう。
https://news.denfaminicogamer.jp/projectbook/torishima/2

31愛蔵版名無しさん2020/10/22(木) 11:13:30.68ID:???
――以前に坂口さんにインタビューしたとき、確かに鳥嶋さんに言われた瞬間はカッとなったけど、家に帰って考えたら
「いや、これは正しいぞ」と思えてきたと言ってました。

鳥嶋氏: 結局、クリエイターは自分が作ったものに対する思い入れや愛着があるんですよ。それに、「これは仲間と一緒に作ったものだから」とかつい思っちゃうしね。

 でも、僕たち編集の仕事は、読者目線で「そういうクリエイターのエゴをいかに断ち切るか」にあるんです。全ては読者にとって、面白いか面白くないかだけ。
だから、勝負は最初にパッと見た瞬間に決まる。キャッチーかキャッチーじゃないか――まずはそれなんですよ。

――聞いていると、『クロノ・トリガー』も雑誌編集者的な発想から生まれたゲームということのようですね。

鳥嶋氏: いや、それは少し違うかな。
 元々は「エニックスが堀井雄二さんを甘やかしてるな」と思ったのが理由だね。堀井さんを本当に大事にして、
ゲーム業界を活性化させたければ、やっぱり新しい企画をやらせなきゃいけないんだけど、『ドラクエ』ばかりつくらせてるじゃない。
 そこで申し訳ないけど、エニックスの千田さんには無断で企画を動かすことにしたの。
それで思いついたのが、鳥山明+堀井雄二+坂口博信=『ドラクエ』+『FF』=『クロノ・トリガー』だったわけ。で、「史上最高のゲーム登場!」と銘打った校了紙をエニックスに送ったら、
さすがに千田さんが慌てて電話をかけてきた。「これだけは勘弁してくれないか」と言ってきてね。

鳥嶋氏:でも、そこは彼とも戦って、なんとか通したけどね。坂口にも、クレームは僕が全て引き受けると伝えていたし。

――ちなみに、ここでも鳥嶋さんは製作に絡んでないんですか?

鳥嶋氏:もちろん。『ドラクエ』と一緒で、関わったのは基本的に座組のところだけ。
 いやもう、色々とあったよね。『噂の眞相』(※)に「鳥嶋は裏でバックマージンをもらっている」なんて書かれて、上司から疑われたりして(笑)。

https://news.denfaminicogamer.jp/projectbook/torishima/2

32愛蔵版名無しさん2020/10/22(木) 11:15:33.22ID:???
――松野泰己さん(※)ですか。
鳥嶋氏:そう。ゲームショウで見たときに、ビジュアルもゲームコンセプトも素晴らしいと思った。
ただ、そのときについ「確かに良いゲームだけど、これはジャンプのターゲット層じゃないな」と判断してしまったんだね。
 でも、実際にゲームが発売されてすぐに、「ああ、なぜ会いに行かなかったのか」と本当に後悔した。
確かにあのゲームは年長者向けだよ、でもこの松野という男は決してこのゲームだけで終わるようなやつじゃない。
絶対に他のゲームを作れる男だった、と気づいたんだね。

――それはどういう部分で感じたのですか?

鳥嶋氏: まず、あの世界観の“暗さ”ね。ゲームの中に「悪」という概念をここまでリアルに入れて、
しかも松野はプレイの仕方でどんどんストーリーが変化していくようにしたわけだよ。
あのとき、僕も初めてRPGの「強くなるために人を切っていく」という発想の「業」を真剣に考えさせられたし、
それが作品全体のテーマになっていくのはあまりに深いじゃない。
それからは、用賀にあったクエスト社に月1回お茶を飲みに行って、「松野に会わせてくれないか」と言い続けていたの。でも、絶対にクエストの社長が会わせてくれないんだよ。
佐藤氏:徳川さん!

鳥嶋氏:
 そうそう、徳川家の末裔の人らしいんだけどね。でも、そうしたらある日、坂口が「松野泰己をスクウェアに迎えようと思ってる」と言い出して、
「ええええ」となってね(笑)。僕はめちゃくちゃ怒ったんですよ、「おまえ、最低だな」と。

――なぜですか?

鳥嶋氏:だって、坂口と同じ方向で、かつ彼を超える可能性のある唯一の天才が松野泰己だったんだから。それを自分の中に取り込もうというのは実に最低だと。
「お前を軽蔑する」と言った記憶もあるな(笑)。

――歴史の「もし」ですが、あのとき松野泰己さんがクエストに居続けて、鳥嶋さんと『ドラクエ』や『FF』のような形で組めていたら、日本のゲーム業界の歴史は大きく変わったかもしれないですね。
日本におけるシミュレーションゲームの地位も、全く違うものになったかもしれない……。

https://news.denfaminicogamer.jp/projectbook/torishima/3

33愛蔵版名無しさん2020/10/22(木) 11:16:38.41ID:???
鳥嶋氏:
 ね? 僕の悔しさが分かるでしょう。エニックスとスクウェアに並ぶ第三極も立つわけで、業界が物凄く盛り上がったはずだしね。
 ……ただ、残念ながらクエストという会社にそこまでの経営基盤がなかったのも事実じゃないかな。
もう一回りあの会社が大きければ、色々なものが変わったと思うのだけどね。

スパイク・チュンソフト会長の中村光一さんはどうですか?

鳥嶋氏:
 『不思議のダンジョン』のシステムの説明を受けたときに、元のゲームをどう変更したのかを彼に聞いて、もうすぐに「こりゃウケるな」と思った。
あれほど明快なゲームのプレゼンを、僕は後にも先にも聞いたことがない。

――僕らも仕事で中村さんからゲームの話を聞くのですが、もう面白さの本質をさも当たり前の話のようにシンプルに解説してくれるんですよ。

鳥嶋氏:
 そうなんだよ。思わず僕は、「あまりに惜しい。あなたは自分がいかに優れているかを知らない」と言ったからね(笑)。
「僕にプロデュースさせてくれたら、絶対にもっと大きくなれるよ」と。

――その後、鳥嶋さんはゲーム業界から離れてしまったわけですが、黎明期のクリエイターたちとまさに実地で付き合っていた視点で、いまのゲーム業界をどう見ていますか?

鳥嶋氏:
 ……本当に日本のゲーム会社はダメになってしまったと思う。ゲームはつまらないものになってしまったね。
 あれだけの最先端の才能を集めながら、子どもたちにどう遊ばせるかのアイディアが何もない。ドキドキさせるものがない。新しいものを生み出せていない。
プレイステーションが出てしばらくした辺りから、ずっとそうだよね。
今の『FF』を見てみればわかるでしょ。もはやスイッチを押しながら映画を見ているだけであって、ゲームとしては完全にクソゲーじゃん。
 ハードが変わるたびに特需があったから、真剣にゲームを考えてこなかったんだと思いますね。
 結局、「ゲームとは何か?」を常に原点回帰しながら作る人がいなくなったんです。今のゲーム業界の人間たちは、どこかで「ゲームってこういうものでしょ?」とタカをくくってるね。
あれだけの才能を抱えておきながら、子供たちに響くゲームを作れていない最大の理由はそれですよ。

34愛蔵版名無しさん2020/10/22(木) 11:29:37.25ID:???
一方で雑誌編集者として制作過程のドキュメンタリーを誌面で行って、ジャンプ編集部に還元していたのだと思いますが。
あれ、でも『クロノ・トリガー』って、ジャンプというよりはVジャンプ主導の企画に見えたのですが……。

鳥嶋氏:
 もちろん。だから、創刊時にVジャンプを盛り上げるために、半ばジャンプ編集部を騙したようなものだよね(笑)。
初出しからあとは、ずっとVジャンプでの情報出しがメインだったんだから。

佐藤氏:
 はっはっは(笑)。でも雑誌創刊時の、「これでイケる」という感覚の持ち方が、
ファミマガやファミ通の編集者たちとは、ずいぶんと発想が違うね。やっぱりコンテンツから入る辺り、鳥嶋さんは、漫画雑誌をずっとやってきた人だなと思いますね。

――ただ、普通の漫画編集者だったら漫画家を連れてくる程度だと思うんですが、そこで『クロノ・トリガー』をぶち上げてしまうのが、なんとも鳥嶋さんらしいというか……。

鳥嶋氏:
 でも、当時の僕は漫画雑誌でやれることは、ジャンプ編集部で全てやり終えたと思っていたから。
 僕の中では、ジャンプを表1から目次まですべて変えてみせるという目標があってさ、巻頭でゲーム特集をして、グラビアもやった。
後ろの方の読者ページも、さくまさんたちのコーナーに変えた。もちろん真ん中の漫画も、鳥山さんや桂さんとやった。
そうなると、もう漫画でやることは残ってないな、という気分だったんだよね。

佐藤氏:
 なるほどね(笑)。でもさ、『クロノ・トリガー』の実際の製作はどういう形で進んだの? だいぶ大変だったと思うけど。

鳥嶋氏:
 まず、坂口がさっきの『ウィザードリィ』と『ウルティマ』の良いとこどりみたいな感じで、『ドラクエ』と『FF』の世界観を一緒にしたいと言いだしたの。
それで目をつけたのが、「剣と魔法があるけど、メカもある」という世界観ね。それにタイムスリップの要素を付け加えて、まずはスクウェア側から提案が持ち込まれてきた。


佐藤 辰男  
玩具業界紙を発行する日本トイズサービスの記者として働いていたが、『コンプティーク』の企画書が当時の角川書店専務・角川歴彦の目に留まり、同社へ入社。
https://news.denfaminicogamer.jp/projectbook/torishima/3

35愛蔵版名無しさん2020/10/22(木) 11:31:44.74ID:???
――実際に率いたのは、坂口さんたちですよね。沢山のプレイヤーがいて、だいぶ苦労されたんじゃないかと。

鳥嶋氏:
 だって、堀井雄二さんなんて、スクウェアにとって異分子だもん。たぶん、あの主人公はスクウェアのゲームで唯一しゃべらないキャラクターなんじゃないの。
 実際、彼らはかなり堀井さんに気をつかっていて、合宿場所も「全日空ホテル」だったからね。
堀井さんは今でも、当時を思い返して「こんな豪華なところでやっていいんだろうか」と恐縮したと話すくらいだから(笑)。

 ただね、最初は企画だけ坂口が立てて、実作業は別の社員に任せていたんだよ。当時の坂口はスクウェアが拡大期で、クリエイターのスカウトだとかで忙しかったからね。
でも、出来上がったロムを見たら……なんかね、もう一つという出来なんだよ。

――じゃあ、ボツに……?

鳥嶋氏:
 うーん(苦笑)、その担当も妙に性格が良い人で、僕も文句を言いづらいタイプだったこともあって「まあ仕方ないかなあ」と思って、ひとまず鳥山さんに見せに行くことにしちゃったんだよね。

 ところが、新幹線で鳥山さんの家に着いたら、坂口から突然電話がかかってきて、いきなり「鳥山さんに見せました?」と聞いてくるの。「いや、これからだけど」と答えたら、
坂口が「じゃあ、見せずにすぐ持ち帰ってください。これはダメです。僕が全面的に入って、最初から作り直します」と言うんだよ。それから、すぐに坂口は泊まり込みで作り直し始めた。

――カッコいい(笑)。

鳥嶋氏:
 それを聞いたときに、「こいつ、信用できる男だな」と思ったね。いや、それまで信用してなかったわけじゃないんだけど(笑)。

佐藤氏:
 それにしても、『クロノ・トリガー』はメディアが変わるたびにリメイクされてるよね。

鳥嶋氏:
 今でもずっと長く売れてる。きっと何か人の琴線をくすぐるんだね。あのゲームは非常にオーソドックスな作りにしたのが勝因だと思いますね。
ゲームとしての手触り感が抜群に良いんですよ。

https://news.denfaminicogamer.jp/projectbook/torishima/3

36愛蔵版名無しさん2020/10/22(木) 11:36:11.54ID:???
――少し話の流れは変わるのですが、『クロノ・トリガー』がVジャンプありきで始まった企画なのはよく分かったとして、当のVジャンプそのものはどういう経緯で始めたんですか?
やはりコロコロコミックを意識したんじゃないかと思うのですが……。

鳥嶋氏:
 元々、Vジャンプの前身に当たる雑誌があったんですよ。小学館のサンデーに対して集英社のジャンプがあるんだから、
小学館のコロコロに当たる幼年誌が集英社にもあっていいはずだと上層部が言い出して、
僕に作れと言ってきたんだよ。仕方ないから作ったけど、始めてすぐに「ああ、集英社では無理だ」と悟ったね。

――なぜですか?

鳥嶋氏:
 だって、小学館がコロコロのような雑誌を作れるのは、
『ドラえもん』や『オバQ』、そして学年誌だとか図鑑だとかをやってきた、彼らのノウハウや人脈まで含めた底力があってこそだから。
でも集英社には、版権をキチッと扱った上でメーカーと対処するようなノウハウはないの。
 それが見えたから「この仕事をやってたら俺は潰れるな」と思って、意図的に3号のテーマを売れないテーマにして、上司に「やっぱ無理でしょ」と言ったね。

――さすが、不良サラリーマン(笑)。

鳥嶋氏:
 ただ、代わりに上司には「違うコンセプトのものをやります」と答えて、
今のVジャンプのテーマを立てて、そっちにシフトしたんだよね。

――Vジャンプはどういうコンセプトだったんですか?

鳥嶋氏:
 「一つの画面の中にゲーム・アニメ・漫画が映る」だね。今となっては既に実現してしまった未来像だけどね。

https://news.denfaminicogamer.jp/projectbook/torishima/3

37愛蔵版名無しさん2020/10/22(木) 11:41:54.38ID:???
――でも、その未来像って、去年くらいになってやっとスマホ上で実現した話のような気がしますが(笑)。

鳥嶋氏:
 でも、そうなることは当時すでに明確に見えていたからね。そうなったとき、やはりゲームの時代が確実に来るのも見えていた。

 だから、まず僕は開発途中のゲームをどんどん公開して、プロモーションにつなげていく手法を徹底することにしたの。
当時は、北はハドソンから九州のシステムソフトまで、主要なソフトハウスを広告代理店と一緒に行脚したものですよ。しかも、そのときに各社の人に
「クリエイター個人の名前と顔を表に出したい」と頼み込んだ。だって今後、子供の憧れの職業がゲームクリエイターになるはずだと思ったからね。
 だから、坂口が誌面に登場するときには、ファッションカメラマンとスタイリストをつけたし、堀井雄二さんが登場するときも魔法使いみたいにCG風に登場させた。

――そんな発想、当時のゲーム雑誌には存在していたんですか? そもそも一般には、プレイステーション以降に、ソニーの丸山茂雄さん(※)たちが
クリエイターをアーティストとして扱ったのが、ゲーム開発者が「ゲームクリエイター」として扱われていくようになった始まりだと言われていると思うんですが……。
鳥嶋氏:
 そんなのVジャンプのほうが早かったに決まってるじゃん(笑)。
やっぱり印象的だったのはカプコンかな。当時、坂井さんって人がいたでしょう。

佐藤氏:
 ああ、あのカプコンのスポークスマンだった……。ずいぶん前に亡くなりましたよね。

鳥嶋氏:
 そうそう。あの人とは2時間くらい議論した記憶があるな。僕の方針がおかしいと言うから、
「あなたがいかに狭いところで仕事をしているか、今からお話しします」と言って、
 ただ、その後カプコンとは何度か誌面を組んで、『バイオハザード』のときに本格的に協力関係を築けたかな。
その背景には、Vジャンプの存在感がゲーム業界として無視できないものになった経緯があったんです。
ゲーム業界としても宣伝の媒体として、高年齢層向けのファミ通だけでなく、低年齢層向けのものを求めていて、そこにVジャンプは上手くハマったんだね。
https://news.denfaminicogamer.jp/projectbook/torishima/3

38愛蔵版名無しさん2020/10/22(木) 14:53:24.52ID:???
鳥嶋のマイナス評価ってワンピ連載に反対したエピソード、ジャンプから硬派を排除して悪くいえばジャンプの腐女子オタク化を推進し、>>29でいうコロコロの要素入れたからってのは良くみるが、功績の方が大きいんじゃね?とは思う。

39愛蔵版名無しさん2020/10/22(木) 14:55:39.76ID:???
コロコロみたいな漫画見たいならコロコロ買うよ
どっちも買ってる人間にとってはゲンナリするような状況

40愛蔵版名無しさん2020/10/22(木) 16:28:24.44ID:???
松山氏:
 私が知る限り、アンケートはじつは結果だけの話であって。『ジャンプ』でいちばんスゴいのは、
新連載を始めるかどうかを決める連載会議なんです。
 さっきから出ている話だと、『ジャンプ』って名もなき新人がポッと出てくるみたいに聞こえるから、
簡単に載りそうに感じるかもしれないですけど。

 『鬼滅の刃』の吾峠先生の話を伺ったんですけども、あの人は1年以上に渡って編集部にネームを持ち込んで、
描き直して、描き直して、持ち込み続けて1年以上たって、ようやく連載会議にかかったと。
 それで載ったのが『鬼滅の刃』ですから。その間は、複数人で判断をしているわけじゃないですか。
3話分の連載ネームを見て。

鳥嶋氏: 担当に力がなかったんじゃない?

矢作氏: いやいやいや!(笑)

松山氏: こら!(笑)

矢作氏:
 でも『ONE PIECE』だってそうですよ。連載が決まるまでに1年ぐらいかかったんですよ。

松山氏:
 1年かかったんですか! 『ONE PIECE』が!?

鵜之澤氏:
 そうなんだ!

鳥嶋氏:
 かかったね。連載会議で通ったのは、3回目だから。

https://news.denfaminicogamer.jp/interview/191227f/2

41愛蔵版名無しさん2020/10/22(木) 16:31:45.35ID:???
矢作氏:
 僕はその時の連載会議には出てないんですよ、まだ若かったから。
だから下で見ていて「こんなに面白い漫画がなんで通らないんだろう?」って、ずっと思ってました。

──その時の編集長が鳥嶋さんですよね。

鳥嶋氏:
 なぜ通らなかったのか簡単に言うと、構成がメチャメチャだったから。

矢作氏:
 今、そう言われると分かるんです。
でも当時は「こんなに面白いものが通らないってどうなの?」って思ってました。

鳥嶋氏:
 持ち込みから連載に至るまで、どういうふうに進むかっていう話を簡単にすると。

 まず投稿なり持ち込みで、その作家に編集者がつきますよね。そうすると編集者は編集部に対して、この作家がどういう作品を描いて、
どのぐらいの力があるヤツなのかというのを、アピールしないといけない。
 そのためには増刊に載っけたり、副編集長が「本誌に読み切り枠があるから出して」って言って、そこからセレクションされて載ったりするわけ。
その中でアンケートの票とか、他の連載との票の兼ね合いで、こいつは可能性がある、こいつはない、というのを見ていく。
そうすると、3〜4名の編集スタッフの前にデスクがいるんだけど、このデスクが「そろそろ連載でもやってみたら」と声をかけるの。
 それで作家と編集スタッフが、3回分の連載ネームを作るわけ。
デスクが無能で一向にそういうことを言わなかったら、勝手に作って出したりするんだろうけど(笑)。
 それで、デスクが「これは可能性があるな」って思ったら、副編集長のところに上げられる。
そこでようやく、連載会議にかかるかどうかが決まるの。

松山氏: 連載会議にかかるかどうかは、副編集長が判断するんですか?

鳥嶋氏: デスクの判断です。それで連載会議にかけて、3本終わったら3本始めるわけ。4本始めるんだったら、4本終わる。


https://news.denfaminicogamer.jp/interview/191227f/2

42愛蔵版名無しさん2020/10/22(木) 16:36:36.48ID:???
松山氏:3つ始まるから3つやめましょう、ではないんですか?

鳥嶋氏: 違う。何を始めたいかで、終わるものを決める。
たとえば年少向けの漫画が3本始まるんだったら、年齢が上に向けたものを残すとか、そういうバランスを見るの。

 大事なことは、その過程を全部オープンにするんですよ。
 「上書き」って言って、茶封筒に担当がタイトル・作家名・1話何ページ・2話何ページって書いて、
担当が自分で推薦する言葉を書いて、その茶封筒に3回分の連載ネームとキャラ表を入れて回すわけ。

 するとデスクがそれに対して「これは今回いけると思う、こういう問題点はあるけど」と、茶封筒にコメントを書く。
 それでデスクを通って連載会議に出ることになったら、他の班のデスクも副編も、同じようにコメントを書くんですよ。

松山氏: 『バクマン。』に載ってた通りや!
矢作氏: その通り。

鳥嶋氏: その茶封筒が、副編の机の上に重ねて置かれるわけ。するとそれを編集部全員が見る。
松山氏: 誰がどういうコメントを書いたか、丸見えなんですね。

鳥嶋氏: 知恵が回る担当だと、「この3話目は弱いな」って、茶封筒の中身のネームをこっそり差し替えたりするの。ギリギリで。
松山氏: 途中で!? それアリなの?

鳥嶋氏: ありあり。差し替えもあり。
矢作氏: 良くなるんだったらアリですよ。

鳥嶋氏: 他の担当から出てきたものを見て、「これだと負けそうだから露出を多くしよう」とかね。
そういうことも含めてやります。
松山氏: リアルタイムに変えてるんだ!

鳥嶋氏: それで連載会議にかけて、1本1本落としていくわけ。ディスカッションしていく。だいたい2時間か3時間ぐらいでね。
 そこで、自分のデスクがちゃんと自分の作品を推してくれないとか、返ってきたコメントが中途半端だったりすると大変だよ。
もうね、火を吹くから。「何なんですか、あなたは!?」って。
https://news.denfaminicogamer.jp/interview/191227f/2

43愛蔵版名無しさん2020/10/22(木) 16:41:48.75ID:???
松山氏: その作品が落ちたのも、会議の中で明確な理由があって落ちてるわけじゃないですか。

鳥嶋氏: それをちゃんと伝えてるんだよ。でも納得がいかないと。

松山氏:それでも納得いかないんですか!?

鳥嶋氏:だから、ここで大事なのはね、常にオープンに作品論を、その競争原理の中でやっているから、ちゃんとした作品評価軸を持たない人間は、幹部としてやっていけないし、信用がないんですよ。
 だから作品をヒットさせてないヤツは副編集長になれない。そこは『ジャンプ』のね、明快なところです。

矢作氏: 「お前に言われたくねぇよ」ってなるから。

松山氏: あぁ、なるほど。その目利き集団が『ジャンプ』編集部の強みということですね。

鳥嶋氏:そう。あと、新入社員を優先的に2人とか3人、『ジャンプ』編集部に入れるわけですよ。
その代わりに3人を必ず外に出すわけ。それは編集長に指名権がある。

 他の編集部は『ジャンプ』で揉まれた人なら誰でも欲しいいのよ。即戦力だから。
 『少年ジャンプ』にいるということは、それだけ鍛えられている。梶原一騎さんの虎の穴みたいなところはあるよね(笑)。

松山氏: だけど、そのまんま『バクマン。』の、あのシステムの通りなんですね。今もそうなんですか?

矢作氏: 今もそうです。だって結局、みんな『ジャンプ』に集まってるんですから、『ジャンプ』を読んで育って漫画家になりましたという子は、みんな『ジャンプ』に持ち込んでくるんです。
 いちばん売れている雑誌で、いちばんたくさん母数がいるわけですから。それは集まってくるじゃないですか。

終わらせる、終わらせないで言うと、さっき言ったように始まる本数と同じだけ、絶対に終わらせないといけないので。

松山氏: 連載の本数が決まっている以上は、入らないですからね。

矢作氏: 僕が『ジャンプ』にいた時に、編集者でいちばん大切だと思っていたのは、何を終わらせるかというジャッジなんですよ。始めるのはけっこう簡単なんです。

鳥嶋氏: そう。
https://news.denfaminicogamer.jp/interview/191227f/2

44愛蔵版名無しさん2020/10/22(木) 16:51:51.84ID:???
矢作氏:
 新連載の候補になる作品はだいたい面白いですし。

鳥嶋氏:
 新しいからね。

矢作氏: でもじゃあ、さっき鳥嶋さんが言ったように、
他のどれと引き換えにするのかというのを含めて、考えないといけないから。終わらせる漫画を考えないといけない。

 でもこれが漫画アプリで配信する形式だったら、どうなるのか。とりあえず全部続けておいて、
さらに新しいものも始めようという、そんなジャッジになってくる。
 今こんなにいろんな漫画のアプリが出ていて、でもそこからメガヒットが出ないのは
こういうところに問題があるのかなと、ちょっと思ってます。
それぐらい、終わらせるのがいちばん難しいんです。才能のある作家が「ちょっとこれは違ったかな」というものを描いたら、
本当は早く終わらせて、次の作品を描かせてあげたほうがいいですよね。
 それは読者も分かるじゃないですか。

鳥嶋氏:それは『BLEACH』の前の『ZOMBIE POWDER.』のことかな?
矢作氏: その時はリアルにいちばん下の現場だったので、そんなのは思ったことないですけど(笑)。

 それはともかく、そうやって早く終わらせてあげることが、その作家の次につながってきますから。『ジャンプ』でも10週で終わって、
その次の作品が当たったりする人もいるんですよ。
 でも「3本続けて外れたらダメ」と鳥嶋さんがおっしゃいましたけど、たしかにその通りで。

松山氏: 『ジョジョ』も3本目ですからね。

https://news.denfaminicogamer.jp/interview/191227f/2

45愛蔵版名無しさん2020/10/22(木) 17:16:57.70ID:???
──会議の時間がいちばん長かった漫画は?

鳥嶋氏: やっぱり『ONE PIECE』じゃないの。『ONE PIECE』は2時間かかったから。

矢作氏: 連載会議にかけるネームって、全部で3話あるんですけど、確か『ONE PIECE』は、2?3回めくらいのネームだったかな?
結果的に連載会議に通らなかったヤツなんですけど、そのネームで島で宝を守ってるキャラクターが出ていて。
その話がかなり面白かったんです。めっちゃ泣けるし。
こんなに面白いのに、なんで通らないんだろうと、当時は不思議で。

鳥嶋氏: なぜ連載会議の際に、3話までのネームを用意するかというと、基本が10週だから、3話までで1/3のストーリーを展開するわけでしょ。
そうすると、主人公は誰でどういう話なのかっていうのを、その3話の間に見せてほしいの。
 それが見せられない漫画は、構成が悪いということ。それで言うと『ONE PIECE』は、構成が悪かったんですよ。

矢作氏: ええ。いま考えたら、なぜ通らなかったのか分かるんです。というのも、そのネームの話は主人公が成長したり、物語が先に進む話ではなかった。
漫画において、主人公って絶対に、少しずつでもいいから前に進まないといけないんです。たとえば主人公を出さない回があってもいいんですけど、
その代わり、主人公が何かやっているぞというのは読者に常に意識させておく。

矢作氏: その視点で考えると、あのときのネームって、話は確かに面白いんだけど、主人公が先に進んでいなかった。だから通らなかったんだなと。そうね、今そのことを考えたら、分かるんです。でも、あのときは、こんな面白いもの、なんで連載を始めないんだろう?
余裕あるなぁ、みたいな感じで見てましたね(笑)。

鳥嶋氏: 余裕なかったよ。編集長だったけど(笑)。
矢作氏:でも『ONE PIECE』の場合は、あの2話目だと主人公がまったく先に進まないんですよ。救われた男の話だけなんですよ。それは今ならすごく分かります。

鳥嶋氏: 連載会議で『NARUTO−ナルト−』について議論したのは、たぶん5分ぐらい。『ワンピース』は2時間。この差だよね。

矢作氏: 『HUNTER×HUNTER』も5分ぐらい。5分もかからなかったですね。

https://news.denfaminicogamer.jp/interview/191227f/2

46愛蔵版名無しさん2020/10/22(木) 17:50:28.69ID:???
鳥嶋氏:
 あとはキャラクターだね。はキャラクターだね。そういえば、『NARUTO−ナルト−』の主人公はなんでナルトって名前で、ハチマキをつけさせたの?

矢作氏: ハチマキは、忍者ってもともと鉢金をつけてるじゃないですか。
 ナルトは普通に、最初から出てきましたね。主人公の名前が「うずまきナルト」っていうのは、いかにも『ジャンプ』っぽいし、少年漫画っぽいじゃないですか。
そんなふうに何も考えずにつけてます。「NO」は1つも出なかったですね。

鳥嶋氏: このネーミングのセンスと、鉢金のところの渦巻き模様ね。
パッとキャラ表を見た時に、「こいつ上手いな」って。センスあるわって思うよね。

矢作氏: 天然なんですよ。岸本先生はいろんな作家の影響を受けているんですけど、描いていて気持ちいい絵じゃないですか。

鳥嶋氏: キャラクターっていう話をもっと深めていくと、さっき矢作が言ったように、
主人公を描けない作家はダメなの。100万部を超えられないよね。主人公が出てきた時に、こいつが主人公だ、と見えないといけない。

矢作氏: ナルトは明らかに主人公ですからね。

鳥嶋氏: あれが少年漫画の主人公だね。それをスッと描けるのがセンスなんだよ。サスケじゃ主人公じゃないんだよね。

矢作氏: 僕もじつは、ナルトはそんなに好きじゃないというか、共感できるキャラクターが最初はいなかったんですよ。
どっちかというとサスケのほうが共感できる。

鳥嶋氏: もっと言うと、サスケは隙間が少ないんですよ。キャラとしての手足の本数が少ない。だから逆に、出てきた時にはキャラが立ってて分かりやすいわけ。
 それに対して、主人公には隙間が必要。キャラとしての手足をたくさん持っていれば、いろんな人間と手を握り合ったり、どうのこうのができるわけ。
 そういう隙間を持っているキャラクターを設計できるかどうか。それがセンスなの。

矢作氏: 岸本先生自身は、サスケがいちばん描きづらいって言いますけどね。あんな分かりやすいキャラを。ずっと「理解できない」って言ってましたから。
鳥嶋氏: あれは1回殺すべきだったね、早めに(笑)。
https://news.denfaminicogamer.jp/interview/191227f/3

47愛蔵版名無しさん2020/10/22(木) 18:01:39.44ID:???
矢作氏: それは分かってるんですよ。僕が担当を離れる時に「サスケをなんとかしてね」と言って別れたので。
だから申し訳ないなと。最後は逃げましたから。もっと早く片付けるべきでしたね。

鳥嶋氏: キャラクターに関して言うと、敵キャラって人気が出やすいんだよ。
だけど主人公はちゃんと毎回出して、真ん中に置かなきゃいけない。そうじゃないと少年漫画じゃなくなるから。そこが厄介なの。

松山氏: 主人公の成長はちゃんと描くべきだと、私も思うんですけれども。敵の成長をダラダラと描くのは、絶対に要らなくて。

鳥嶋氏: 僕もね、敵の成長は要らない。

矢作氏: 主人公しか描いちゃダメなんですよ。他のキャラクターが可愛くなって描いちゃうのは、作家のエゴだと思います。
だって読者は、主人公を見たくて読んでいるはずなんです。

鳥嶋氏: 全面的に賛成だな。

矢作氏: 作家はついつい、「この敵キャラをもっと描きたい」って可愛がりそうになるんですよ。
それで1回、エピソードを作ろうとするんで、「それは主人公と関係あるの?」って聞くんです。
 そのエピソードは主人公が伸びていくのに関係があるのかどうかを聞いて、「関係ない」って言ったらやらせない。
「じゃあ、むりやりにでも関係づけて」って(笑)。このキャラが成長することで主人公も成長するんだったらイイよと。

 『ドラゴンボール』のスゴイところはそこなんですよね。主人公だけを描いている。
 最後まで悟空で終わっているという。誰もセルの気持ちになんか、なっていないわけですからね(笑)。

松山氏:
 なろうとも思わないし(笑)。

https://news.denfaminicogamer.jp/interview/191227f/3

48愛蔵版名無しさん2020/10/22(木) 18:26:49.96ID:???
『.hack』シリーズや『NARUTOーナルトー ナルティメット』シリーズを手がけるサイバーコネクトツーの代表・松山 洋さんをゲストにお迎えしました。
 6歳のときに『週刊少年ジャンプ』に出会って以来、いつしか『ジャンプ』で連載するマンガ家になるのが夢だった松山さん。
しかし大学生のとき、マンガ業界入りするも夢破れて帰郷する数多くの先輩たちの姿を目の当たりにし、
まずは「世間の常識」を知ろうと、建設会社に就職しました。
 公園やドーム球場の建設に勤しんでいたある日、大学時代の友人から「ゲームをいっしょに作らないか?」と誘われます。
自分の将来設計に「ゲームクリエイター」という選択肢がなかった松山さんでしたが、ゲームセンターで『バーチャファイター』を目撃。
ゲーム業界の可能性を強く感じ、業界入りすることを決意したのですが……。
 「サイバーコネクト」から「サイバーコネクトツー」としての新たな船出から、
オリジナルタイトル『.hack//感染拡大 Vol.1?絶対包囲 Vol.4』(以下『.hack//』)の誕生、そして『ジャンプ』作品のゲーム開発に至るまで

https://news.denfaminicogamer.jp/kikakuthetower/190530b

鵜ノ澤伸(うのざわ・しん)バンダイナムコホールディングスIP戦略本部 アドバイザー。バンダイナムコゲームス(現バンダイナムコエンターテインメント)元社長。
1981年にバンダイに入社し、ホビー部で「ガンプラ」や「ザブングル」といった玩具の営業・企画に関わった。83年からはフロンティア事業部で映画やアニメのプロデュースを開始。以降、
『機動警察パトレイバー』(TVシリーズ、OVA)など多数の作品をプロデュースする

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1912/05/news014.html

49愛蔵版名無しさん2020/10/22(木) 19:01:32.80ID:???
松山氏: どうまとめますか?(笑)

──僕はさっきの漫画アプリの話を、すごく興味深いと思いました。
アプリの話をすると、ダウンロード数がどうのこうのとか、マーケット寄りの話になることがすごく多いんですけど、
矢作さんからは、作り手の視点でのアプリの話がすごく出てきて。
 漫画アプリには入れ替える判断がないから本当にいい作品が磨かれる土壌がないというのは、ものすごく本質的というか、あまり語られていない部分のお話ですよね。

矢作氏: 漫画アプリからは、すごく才能のある人が出てきていると思いますよ。ただ、その密度は薄いんじゃないですか。そんなには出てこない。

──ネットメディアから本当のヒット作がなかなか出ないのはなぜだろうと、僕はずっと疑問に思っていて。ネットメディアって、見る人の数だけで言えば膨大なんですよ。

松山氏:
 作家さんが今、ネットで自分で発信するだけで、読者の反応があるじゃないですか。「編集者なんかいなくたって、
自分は読者から“いいね”をいっぱいもらってる」という、そういった勘違いが起きているだけだと思うんです。

鳥嶋氏: そういう良い評判を持っている人が、中途半端なところで妥協してしまうと、
もっとたくさんのものを持っているはずなのに、埋蔵量が見えていないんだよね。それを僕はもったいないと思うわけ。

 さっき矢作が言ったけど、やっぱりキャッチャーがいることで、単に球速が何キロってだけじゃなくて、受けた時の球のキレとかね、
そういうものも含めた資質を見ることができる。それなのに本当のヒット作が出てこないのは、何か原因があると思っていて。
それはマーケットとかそういう話じゃなくて、おそらく作る側の仕組みだとか作り手の空気みたいなものが、1つの原因じゃないかと思うんです。

鵜之澤氏:
 『ジャンプ』ってね、ソシャゲとかと同じようにアンケートを基準にしているけれど、決してそれだけじゃない。
 ネットの場合はそれだけだから。フォロワー数、ビューワー数で今日はいくら入りました、というところで。
そこからは本物は出てこないですよね。絶対に残らない。

https://news.denfaminicogamer.jp/interview/191227f/3

50愛蔵版名無しさん2020/10/22(木) 19:07:48.05ID:???
矢作氏:
 僕もそう思うんですよね。そう思うんですけど、その一方で今は、e-Sportsの選手に憧れる子どもたちもいるし。
ウチの娘はインスタばっかり見ているし、息子も動画ばっかり見てます。『FORTNITE』の動画も見てますよ。
 僕はけっこうスマホで漫画を読むんです。縦読みの漫画も読みますし。だけど娘は「面倒くさい」って言うんです。

 そういう子たちがどういうものを作っていくのか。そういう子たちが次は何を楽しいと思うのかは、その子たちにしか分からないですから。
僕は編集作業を38歳で外れちゃって。『ジャンプ』って早いんですよ。だからよけいに、そう思うんです。

鳥嶋氏: オレも38で離れたな。

鵜之澤氏: やっぱり40過ぎちゃダメだよね。

矢作氏: だから鳥嶋さんが今、コミティアで新人の作品を見ているって聞いて、スゴいなと思ったんですけど。
 僕も若い作家の連載ネームを見て、自分の意見を言うんだけれども、
「今の若い子がこう言うのなら、そっちが正しいのかな?」って気持ちもあるし。これは別に老いとか老化でもなく。
 だから逆に言うと、若い子が作ってきたものを感じ取れるというのは、僕らの力だと思うんですよ。だって僕の親が今の若い子の漫画を見て、それを面白いとは絶対に言わないですから(笑)。
 だから僕はそれを「今はこうなんだ」って感じられるようになりたいですね。
でも漫画の未来は、明るいと思いますよ。

鳥嶋氏: なぜ?

矢作氏: だって今現在も、漫画がいちばんIPを生んでいますから。他で出てくることって、ほとんどないので。
しかも紙がまだ優勢です。それは僕が紙の雑誌をやっているからなんですけど(笑)。
 でもさっき言った理由で、紙の雑誌はページ数が決まっている以上、
始めるぶんだけ終わらないといけないので、そのぶん平等で、自浄作用がありますから。

──今日はこんなところで。いろいろ興味深い話が聞けたと思います。けっこう本音の話も出たのかなと。お疲れさまでした! (了)



https://news.denfaminicogamer.jp/interview/191227f/3

51愛蔵版名無しさん2020/11/18(水) 00:37:03.59ID:qh4Acxid
尾田:
今だから言えますが、最初の頃はルフィのキャラクターですらつかみ切れていなかったんですよ。
和月先生に相談したら「まだルフィは何か裏で考えてる」とか「お前の描くキャラクターは腹黒い」とか言われたんですよ。
それって作家の計算が見えている、ということですよね。
キャラクターが素直に動いてなかったのだと思います。
http://onepiece.ria10.com/Entry/4632/

【悲報】 尾田くん 「和月師匠に『ルフィは裏で何か考えてる。腹黒い。』と言われたからルフィを馬鹿にしました」 [541495517]
http://2chb.net/r/poverty/1605619338/

52愛蔵版名無しさん2020/11/18(水) 00:37:40.54ID:qh4Acxid
ONE PIECE 尾田栄一郎 インタビュー

「いやあ、すばらしい。20歳そこそこにしては構成力がすばらしいと思います(笑)」

 『ONE PIECE』第1話が載ったジャンプを見ると、尾田の口からそんな冗談めかしたひとことが出た。
実際、その完成度の高さに驚かされる。

「ボツを重ねられた上で描いたものだったのでね(笑)。いよいよ、というつもりで描いた海賊ネタだったし、
読み切り版も人気があったんですが……連載が通るまでに、2回ボツにされています。
連載できるかどうかの会議に出す時は3話分のネームを提出するんですが、
2話目からアーロンやガイモンさんが登場するバージョンとか、いろんなパターンがあったんですよ。
2回ボツになって、ようやく通った第1話でした。
読み切り時代から、ボツはとにかくたくさんくらっていましたね」(中略)

新人時代の尾田が編集者から言われ続けたのが、「キャラクターがない」ということ。

「ストーリーはずっと研究していたんですよ。ストーリーがあって絵があれば漫画だと思っていたので、
キャラクターがないと言われても意味がわからないんですよ。そこから葛藤が始まりましたね」

『ONE PIECE』に個性的なキャラクターがあんなにもたくさん出てくることを考えると、信じ難い話だ。

53愛蔵版名無しさん2020/11/18(水) 00:39:00.16ID:qh4Acxid
「今はあほみたいに(笑)たくさん作っていますが、コツをつかむまでは全然できなかった。
キャラクターって、何か1つ事件が起きた時に『その人ならどうするか』ということで作れるんですよ。
例えば、肉が降ってきたとして……食らいつくのがルフィでしょう?
見ているのがナミ、敵かと思って斬るのがゾロ。これがキャラクターです。
それをすべての場面で同じように再現できなければいけない。
一度世に出たら、読者のほうがキャラクターをつかんでしまうので、
僕がルフィらしく描いた上で、さらに読者を驚かせなきゃいけないんです。
でも……今だから言えますが、最初のころはルフィのキャラクターですらつかみ切れていなかったんですよ。
(かつて尾田がアシスタントをしていた)和月(伸宏)先生に相談したら
『まだルフィは何か裏で考えてる』とか『お前の描くキャラクターは腹黒い』とか言われたんですよ。
それって作家の計算が見えている、ということですよね。
キャラクターが素直に動いていなかったのだと思います」(中略)

「僕は、責任感が強くないんです。もし『ONE PIECE』を終わらせる時が来たら、
編集部から『もっと続けてくれ』と言われたところで、それを聞く気もないですしね。
僕が終わるのは、僕の自由。まあ……終われないんですけどね。
ストーリーがまだまだあるので」(中略)

54愛蔵版名無しさん2020/11/19(木) 21:42:05.64ID:???
たぶん90年代にジャンプで連載していた漫画だと思いますが、明治大正時代の男子学生を主人公にした漫画がわかる人はいますか?
憶えているシーンは、主人公がトイレに生えていたキノコを観察していたが、嫌な教師がそのキノコを取ってしまうというシーンを憶えています。
わかる人がいたら教えてください。

55愛蔵版名無しさん2020/11/21(土) 20:37:40.06ID:peDtyuph
【80年代】週刊少年ジャンプ Part.29【全盛期】
http://medaka.2ch.net/test/read.cgi/rcomic/1605521519/

56愛蔵版名無しさん2020/11/21(土) 22:07:54.97ID:???
>>54
てんぎゃんかな?
なぜあんなものがWJで連載したのか、今でも謎だ。

57愛蔵版名無しさん2020/11/21(土) 22:58:33.85ID:???
昭和天皇が崩御した関連だろ
南方熊楠といえば昭和天皇とのエピソードがやたら有名

58愛蔵版名無しさん2020/11/23(月) 11:03:02.22ID:KYnrjJJ/
危ないところだった
忘れられないキャラクターに成長するんだから

「こいついらないから、早く●せよ」
【90年代】週刊少年ジャンプ 【黄金期〜暗黒期】6 ->画像>13枚

59愛蔵版名無しさん2020/11/23(月) 14:39:52.64ID:iKLtf6ou
インタビュー読み応えあって全部読んじまったわ
原作最後までやってほしい

TVアニメ『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』特集/第6回:小松未可子「マァムは強くても等身大の女の子」
https://news.livedoor.com/article/detail/19081583/

60愛蔵版名無しさん2020/11/23(月) 18:58:30.19ID:???
93年のジャンプ連載陣

【90年代】週刊少年ジャンプ 【黄金期〜暗黒期】6 ->画像>13枚

61愛蔵版名無しさん2020/11/24(火) 21:37:14.35ID:zXeOgvJ5
週刊少年ジャンプの人気漫画の原作者が路上で女子中学生にわいせつな行為をした罪に問われている事件の初公判が東京地方裁判所で開かれ、被告は起訴された内容を認めました。

週刊少年ジャンプで連載されていた人気漫画「アクタージュ」の原作者、松木達哉被告(29)は、ことし6月、東京 中野区の路上で14歳の女子中学生に自転車で近づき体を触ったとして、強制わいせつの罪に問われています。

24日東京地方裁判所で開かれた初公判で、被告は起訴された内容を認めました。

動機について問われると、被告は「複数の悩みや不安を抱いていたが、それを口に出せず、自暴自棄になってしまった。女性に対するコンプレックスもあり、知らない人にぶつけてしまった」と述べました。

また「被害者にはおわびのしようもないことをしてしまった」と謝罪しました。

検察が懲役1年6か月を求刑した一方、被告の弁護士は「漫画の連載がなくなるなど社会的な制裁を受けている」などと述べて、執行猶予を求めました。

判決は来月23日に言い渡されます。

62愛蔵版名無しさん2020/11/25(水) 07:34:28.22ID:???
>>60
荒木先生だけ27年前とは思えないくらい変わらなくて草生える
そりゃ銀魂で妖精とか言われるわけだわ

63愛蔵版名無しさん2020/11/25(水) 15:33:46.15ID:???
まさにシーラカンス

64愛蔵版名無しさん2020/11/25(水) 20:09:29.09ID:X23J8q70
>>13
今週載ってたラブコメ
なんでこんなに変わったんや(T_T)

【90年代】週刊少年ジャンプ 【黄金期〜暗黒期】6 ->画像>13枚
【90年代】週刊少年ジャンプ 【黄金期〜暗黒期】6 ->画像>13枚
【90年代】週刊少年ジャンプ 【黄金期〜暗黒期】6 ->画像>13枚
https://natalie.mu/comic/news/406135

【90年代】週刊少年ジャンプ 【黄金期〜暗黒期】6 ->画像>13枚
【90年代】週刊少年ジャンプ 【黄金期〜暗黒期】6 ->画像>13枚

さらに
 マンガ「世界か彼女か選べない」などの内山敦司さんの新連載「恋か魔法かわからないっ!」が、12月9日発売の「週刊少年マガジン」(講談社)2021年第2・3合併号でスタートすることが分かった。11月25日発売の同誌第52号で発表され、美少女が描かれたビジュアルも公開された。

 第52号では、昆布わかめさんの読み切り「好きだけど好きだから受け取れない」が掲載され、12月1日発売の同誌2021年第1号では、内藤マーシーさんの読み切り「甘神さんちの縁結び」が掲載される。

 今後、久世蘭さんの「黒岩メダカに私の可愛いが通じない」、柏木香乃さんの「恋にうつつを抜かすべからず」などラブコメが続々と掲載される。

https://mantan-web.jp/article/20201124dog00m200065000c.html

65愛蔵版名無しさん2020/11/25(水) 23:13:34.10ID:???
荒木も最近は流石に老けてきたけどな
もっとも還暦にしては若く見えるほうだけど

66愛蔵版名無しさん2020/11/26(木) 10:40:57.49ID:???
サンデーは相変わらずのラブコメ路線
けして萌えではない

【90年代】週刊少年ジャンプ 【黄金期〜暗黒期】6 ->画像>13枚
【90年代】週刊少年ジャンプ 【黄金期〜暗黒期】6 ->画像>13枚
【90年代】週刊少年ジャンプ 【黄金期〜暗黒期】6 ->画像>13枚
【90年代】週刊少年ジャンプ 【黄金期〜暗黒期】6 ->画像>13枚

67愛蔵版名無しさん2020/11/26(木) 12:23:25.70ID:???
俺にもボーイズビーみたいな出会いがあると信じていた時期がありました

68愛蔵版名無しさん2020/11/26(木) 15:46:27.77ID:???
>>64
絵もタイトルも煽り文もラノベ辺りで吐いて捨てるほど見たようなこの感じ
>>13と比べて個性というものを感じさせる箇所がどこにも見当たらない

69愛蔵版名無しさん2020/11/26(木) 17:38:28.43ID:???
少女誌のゲイ化で普通の少女風ラブコメを少年誌で展開する羽目になったんじゃね…

かつての少年向けは青年誌へ


lud20201129100104
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