INFO:

　自民党の派閥の裏金問題を巡り、岸田総理大臣は18日の政治倫理審査会での審査を踏まえたうえで、森元総理を含めた党関係者に追加で聴取をするかどうか判断する考えを示しました。 共産党　小池書記局長 「総理が自民党総裁として森元首相に問いただして、国会へ出席して下さいと促すべきではありませんか」 岸田総理大臣 「来週の（下村元大臣の）政倫審の弁明も踏まえたうえで、党として関係者のさらなる聴取を行うか判断して参ります」 共産党　小池書記局長 「森さんが焦点になってるんですよ。森元首相も含まれると明言していただきたい」 岸田総理大臣 「森元総理をはじめ関係者はおられますが、その関係者の中でどなたにこの実態を解明するために聴取するか判断いたします。関係者の中に森元総理も入ると認識しています。そのうえで対応を判断いたします」 　岸田総理はこれまで、党の調査では森元総理の関与を認める証言はなかったことから、森氏への聴取に否定的な考えを示していました。 　ただ、これまで政治倫理審査会で弁明した安倍派幹部らはいずれも裏金作りが始まった経緯などを説明できず、野党からは実態解明のため森氏へ聴取するべきだとの声が強まっていました。 　また、小池氏はキックバックが継続された経緯について安倍派幹部の発言が食い違っていると指摘し、塩谷氏、下村氏、世耕氏、西村氏に加えて森氏、高木氏、萩生田氏の予算委員会での証人喚問を求めました。 　自民党は「持ち帰って検討する」としています。