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2年ぶりとなる積雪を観測した東京都心では雪のピークが帰宅時間帯に重なるため、渋谷駅は家路を急ぐ人たちであふれています。 ■帰宅ラッシュを直撃　交通規制も 　東京は帰宅時間帯に雪のピークが重なっています。東京都では5日午後4時30分ごろ、八王子市など多摩地方で大雪警報が発表されました。 　東京23区では、午後2時50分に大雪注意報が発表されています。東京都心では午後5時に1センチの積雪を観測しました。 　東京都心で1センチ以上の雪が積もるのは2022年以来、2年ぶりです。 　東京23区では6日夕方までの予想降雪量が8センチとなっています。すでに交通への影響が出ています。首都高速は雪がピークを迎える前に一部の入り口を閉鎖。通行止めの交通規制を順次行っています。 　国道246号は渋滞が起きています。 　東北自動車道では立ち往生が発生。矢板インターチェンジ付近で雪の影響とみられるトラック同士の事故が起きました。 立ち往生している人 「雪の状況がすごくてホワイトアウトというか、結構、見えづらかった。皆ハザードを付けてそこで完全に停止した。事故があった場所までたどり着いていない。息子の妻が出産だったので病院に向かっていたが、きょうは諦めようかと」 　立ち往生は1時間半ほど続いたといいます。 ■箱根でスリップ事故　運休も 　横浜の住宅地では正午前から大粒の雪が降り始め、わずか30分ほどで車のフロントガラスに積もります。 　北鎌倉の美術館では営業中の正午ごろにスタッフを早めに帰宅させ、館長1人が残って対応しました。 　江の島がある湘南海岸では正午すぎには雪が…。そして、午後1時前には極端な温度差で生まれる“けあらし”が海の上で発生しているのが分かります。 　観光地の神奈川県箱根町は6日夕方までの予想降雪量が30センチです。取材中に雪道を移動していると、車の事故現場に遭遇しました。車を運転していた男性によりますと、前に止まった車を避けようとして減速した時にタイヤがスリップし、石垣に衝突。その後、車が突っ込んできたといいます。 運転していた人 「ほとんど止まっている状態でスリップして」 「（Q.こんなに降ると思っていた？）午後3時ごろまで大丈夫だと思った」 　ノーマルタイヤのまま仕事で箱根へ…。 運転していた人 「きょうは午前中に（山を）下る予定だった。箱根の雪は当分、あってなかったから甘く見ていた。自分のミス。スタッドレスタイヤは用意してあって換えようと思っていたが、遅かった」 　人気の観光名所「大涌谷」も景色が一変します。トランクを引っ張ってきた観光客、目の前の景色は真っ白で何も見えません。 観光客 「何も見えない」 「ロープウェーがまだ動いているうちに乗ろうかなと」 　晴れていれば、地獄谷と呼ばれていた温泉の蒸気や大迫力の富士山を望める絶景スポットです。ところが5日は富士山どころか…。雪景色を眺める時間もありません。 　大涌谷のロープウェーは通常よりも3時間ほど早く午後1時に運休となりました。 ■スーパー“駆け込み”買い物客相次ぐ 　東京では夜が近付くにつれ、雪が強くなっています。東京・練馬区のスーパー。5日、雪が降る前のオープン直後には買い物客が普段よりも多く押し寄せていました。 　雪が降りしきるなか、夕飯前の時間帯に駆け込んで来た人は…。 買い物客 「しるこサンドを買いました」 「本当に困ります。きょうはあるもので乗り切ろうかと思います」 　東京の雪は夜がピークで、6日の朝は路面の凍結に注意が必要です。 [テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp