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愛知県稲沢市の国府宮（こうのみや）はだか祭に女性が着衣で参加できることになりました。 　下帯姿の“はだか男”たちが、激しくもみ合う、愛知県稲沢市の「国府宮はだか祭」。 　起源は、奈良時代(767年)とされ、時代と共にカタチを変えながら1200年以上の歴史をつないできました。 はだか祭も女性参加 　そんな「はだか祭り」に、大きな変化が…！ 「男女分けない風潮じゃないですか。だから、はだか祭りも女性ＯＫになったのかなと思った」（地元女性） 　正式には、「儺追神事(なおいしんじ)」と呼ばれる「はだか祭」。 　神事で選ばれた「神男(しんおとこ)」に触れれば厄が落ちるとされ、数千人の「はだか男」たちが、「神男」めがけ一斉に群がります。 　この「もみ合い」の前に行われる神事のひとつが、儺追笹(なおいざさ)の奉納です。 　笹には願いが書かれた布が結ばれていて「はだか男」たちが笹を担いで、威勢よく境内へ駆け込み奉納していきます。 “着衣”で笹の奉納 「今回、笹の奉納について初めて女性が参加する見通しとなった」（上坂嵩アナウンサー） 　これまでは「はだか男」たちによる奉納が慣習となっていて事実上、女性は参加することができませんでした。 　神社によると9月に地元の女性団体から奉納への参加を希望する相談があり、対応を検討。 　6日、女性は“着衣”で参加できることを関係者に通知しました。 女性参加に地元の反応は 　神社に、今回の決定について聞いてみると…。 「今まで神社として女性の参加を禁じていたわけではない、申し出があったので、受けた。先方から話があり、そういう時代なんだなと…」（国府宮の担当者） 　「女性参加」について、地元の人たちは…。 「今の世間的に平等みたいな、いろんな多様性みたいな意味合いでも、すごくいいことだなと思います。すごく地域のお祭りに一体感になっていいんじゃないでしょうか」（地元の人） 「男の人たち、お酒も飲むし、たいていだれか、つぶれて帰ってくるという感じなので、多少危険もあるのかなと個人的には思いましたけど時代の流れかな」（地元の人） 女性による笹の奉納は2024年2月に行われる、次の「はだか祭」からの予定で、危険を避けるため「はだか男」とは時間を分けて行うということです。