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子どものときに受けた虐待の影響で、社会に出てからもうまくコミュニケーションがとれないなど、心の傷に苦しむ人たちがいます。そうした人を支える、新しいサポートの形を取材しました。 ■就職しても“殴られる”恐怖 記者 「子ども時代に遊園地に来た思い出はありますか?」 本田真輔さん(仮名) 「あったかな・・・?」 虐待は体だけでなく心も深く傷つけます。23歳の本田真輔さん(仮名)は、幼いころ怒鳴り合う両親の姿を毎日のように目にし、叩かれることもありました。9歳まで続いたその記憶は社会に出た今も真輔さんを苦しめています。 本田真輔さん(仮名) 「(先輩に)名指しで『ちょっと来て』って言われた時とかですね。“自分殴られないかな”とかっていうのがすごく顕著に出てしまって。動悸とかとてつもない恐怖感。」 本田さん(仮名) 「(先輩から)仕事の手順を書いた紙を頂いたんですけど、自分は“馬鹿にされてる”って感じてしまって。頭が真っ白になって上司に泣きつきました」 これまで2つの会社を退職し、医師からは適応障害と診断されました。 本田さん(仮名) 「もうすぐ働くつもりですけど、やっぱり対人恐怖とか、また苦しむんじゃないかという不安は常にあります」 記者 「乗り切れそうですか?」 本田さん(仮名) 「わからないです。正直言って」 虐待の相談件数は統計が始まってからの30年で一度も減らず、2020年度は初めて20万件を突破。心の傷を癒すには長い時間をかけた治療が必要です。 ■心のケア途切れ社会へ「退所した後こそ虐待の傷が現れる」 虐待された子どもたちなどが暮らす児童養護施設「聖母愛児園」。 児童養護施設 統括主任 「(箱庭療法で)それぞれ色んなもの、好きなものを子どもたちが持ってきて。子どもたちがどんな傷を持ってるかとか、それを判断して子どもたちの心のケアに努めている」 国や自治体の予算を基に心の治療をしていますが18歳になるなどして施設を巣立った子どもたちはこうしたケアを受けられなくなってしまうのです。 児童養護施設 統括主任 「(退所した子は)民間の病院に通院する形になるが、その部分のお金も(行政から)出ていないので、退所後はなかなかそれが出来ていない。退所した後こそ虐待の傷が現れることってあると思うんですよね」 11月に発表された全国調査(認定法人「ブリッジフォースマイル」調べ)によると18歳の時点で“精神面に課題がある”という子どもは約40%。感情のコントロールなどが難しいまま社会に出る子も少なくないといいます。 職員 「トシー!」 平野寿輝さん 「ハロー」 小学1年生から高校卒業までこの施設で暮らした平野寿輝さん(25)。 平野さん 「“おれはできない”って逃げてたから」 職員 「逃げてたってすごい言うな(笑)」  平野さん 「逃げてたから・・・」 卒園からすでに7年。運動が好きでふだんは笑顔が絶えませんが、社会人となった今も気分の浮き沈みが激しいそうです。 平野さん 「昔、お母さんと(年の離れた)お姉ちゃんから体罰を受けていて。今でも嫌な事があったら(心が)嫌な小さい頃の自分に戻っちゃう。(落ち込んでいる時)本当に誰に対しても連絡を取らない」 7歳のころ、朝は5時に起こされ、寝るのは深夜2時すぎ。起きている間はずっと壁に向かって立たされ、真冬でも風呂では水のシャワーしか許されませんでした。 毎日必ず虐待の記憶が蘇るという平野さん。卒園後に選んだ職業は大工です。現場を掛け持ちする事もあり、時に厳しい仕事ですが7年以上働き続けています。 その陰にはメンタル面をサポートする新たな取り組みがありました。 ■メンタル面を支える新たな取り組み 児童養護施設が、就労を支援する民間会社「フェアスタート」と協力。施設で暮らす子供たちに職業体験などの場を提供し就職も支援します。企業が寄付や紹介料を払い、施設や子供たちの負担はゼロだといいます。就職後も3者が連携し、メンタル面をサポートするそうです。 勤務先の社長 「休憩しているの?」 平野さん 「はい」 勤務先の社長 「平野くんはゲームばっかりしてどうにかなんないかなって(笑)」 児童養護施設出身の社員は平野さんが初めて。社長は声掛けを工夫しつつも他の社員と同じように接しているそうです。 休憩中は社長も雑談。一緒にスマホゲームをする事もあるといいます。 勤務先の社長 「おじさんたちはお金の力を使って課金して強くなるわけね。心は少年。財布は大人。バッチリだよ」 平野さん 「社長さんだったり、励ましの言葉でどんどん嫌なことが無くなっていった」 平野さんは11月から図面を書く仕事も任されるようになりました。 平野さん 「将来の夢は自分の家を建てることですね。で、幸せな家庭ができる」 記者 「いつぐらいまでに?」 平野さん 「いつまでですかね。今25なんで・・・もうちょい遊びたいんで(笑)」 (7日00:19) 撮影:小林豪太 VE:小林優馬 編集:小川友広 ディレクター:垣田友也
真冬に水のシャワー強いられ…幼少期の“心の傷”癒えないまま社会へ 虐待後を生きる青年たち【news23】真冬に水のシャワー強いられ…幼少期の“心の傷”癒えないまま社会へ 虐待後を生きる青年たち【news23】真冬に水のシャワー強いられ…幼少期の“心の傷”癒えないまま社会へ 虐待後を生きる青年たち【news23】真冬に水のシャワー強いられ…幼少期の“心の傷”癒えないまま社会へ 虐待後を生きる青年たち【news23】
真冬に水のシャワー強いられ…幼少期の“心の傷”癒えないまま社会へ 虐待後を生きる青年たち【news23】