SOMPOホールディングス(8630)傘下の損害保険ジャパン日本興亜は1日、損害保険を手掛ける英子会社SOMPOキャノピアスを売却すると発表した。米投資会社のセンターブリッジ・パートナーズが出資する英投資会社に、キャノピアスの全株式を約1051億円で売却する。
SOMPOは17年3月に買収した米エンデュランス・スペシャルティ・ホールディングス(現SOMPOインターナショナル)に欧米の企業向け保険事業を一本化する方針しており、独立した経営を求めるキャノピアスとの併存は難しいと判断した。
売却手続きの完了は2018年1月以降になる見通し。今回の株式売却に伴い損保ジャパン単体で7億円程度の利益(税引き後)、連結ベースでは140億円程度の損失(税引き後)の計上を見込む。17年度についてはキャノピアス社の純利益が連結対象に含まれる見込みのため通期業績予想の修正はしない。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL01HOD_R00C17A9000000/