(長いために安価がずれる恐れがあります、読む際にはご注意下さい)
政治・行政主導による料金の改定や完全分離プランが話題になる一方、5Gのプレサービスを今秋、そして正式サービスを来春に控える携帯各社。最大手のNTTドコモは、今後、それらの動きへどう対応していくのか。
![【携帯業界】ドコモ吉澤社長インタビュー 5G時代のデバイスやキャッシュレスへの取り組み、「P30 Pro」の取り扱いにもコメント ->画像>6枚](https://k-tai.watch.impress.co.jp/img/ktw/docs/1195/460/04_o.jpg)
ドコモ吉澤社長
本誌では今回、吉澤和弘社長へインタビューを実施した。限られた時間ながら、話題は多岐に渡ったが、あますところなくお届けする。
ドコモ吉澤社長インタビュー今回のトピック
・違約金1000円のインパクト(>>1 >>2 >>3)
・料金、見直すなら楽天発表後(>>4)
・「キャッシュバックが横行している」(>>5)
・5G正式サービス、開始時の料金プランは(>>6)
・5Gデバイスはスマホから(>>6)
・P30 Proはどうなる?(>>7)
・キャッシュレスへの取り組み(>>8 >>9)
□法改正には賛成、「違約金1000円はインパクトがある」
――この春は総務省での議論が話題になりました。電気通信事業法が改正され、省令案が出て現在パブリックコメントの受付中ですが、吉澤さんはこれまでの動向をどう受け止めていますか。店頭での売れ行きに影響は出ているのでしょうか。
吉澤氏
電気通信事業法の改正は、料金と端末価格を分離し、お客さまがちゃんと選択、比較できるようにするというものです。これまではそのあたりが曖昧でした。競争の中で端末購入補助やキャッシュバックが実施されてきた。そうすると「一部の人が得をして、長く使う人の料金が下がらない」という指摘が出てきたわけですよね。
私どもとしては、そこをハッキリさせてお客さまが自由に選べるようになる、競争の健全化に繋がるんだろうということで、改正そのものは賛同しています。
法改正にともなう省令案の中での論点は、有識者会合もありましたし、ドコモからも意見を出してきました。5月末には数字(端末割引を3万円までにするという提案)もロジックを添えて明確に出しました。
パブリックコメントでは我々の意見を提出していきますが、仮に1万円、2万円といった形で割引の上限が定められればどう対応していくのか。しっかり受け止めて対応せざるを得ないと思っています。
ただ、「違約金1000円」は、料金にインパクトを与えるほどの影響があります。
>>2 に続く
2019年7月11日 18:00
ケータイ Watch
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/interview/1195460.html