台湾ASUSは、世界初を謳うWi-Fi 6Eゲーミングルーター「ROG Rapture GT-AXE11000」を発表した。国内での取り扱いについては触れられていない。
GT-AXE11000は、Wi-Fiに割り当てられている5GHz帯、2.4GHz帯に加え、Wi-Fi6で新たに割り当てられる6GHz帯を使用。80MHz幅では14チャンネル、160MHz幅では7チャンネルが利用可能で、より高速かつ低遅延な接続が可能だという。
背面には2.5GBASE-T対応のWAN/LANを1ポートを装備。ほかのクライアントよりパケットを優先できる「Gaming Port」に対応する。このほか、リンクアグリケーションに対応したWANポート×2も装備する。
同社のゲーミングルーターではおなじみの機能として、2.5GBASE-T対応ポートの通信を優先する「Gaming Port」、高い帯域を利用するダウンロードやストリーミングなどを制限しゲームの通信を優先する「GameBoost QoS」、PCとサーバー間の接続にGamers Private Network(GPN)を介して、通信経路を最適化する「WTFast」の各機能も備える。
本体角には、Wi-Fiの初期セットアップ、ワイヤレスラジオの有効化/無効化、ゲームトラフィックの各ブーストの操作がワンタッチで可能な専用ボタンを装備する。
本体天面のROGロゴは、LEDの発光パターンや色を変化させられる「Aura RGB」に対応。「ASUS Router」アプリやウェブ管理画面の設定で、配色と照明効果を調整できる。
このほか、ASUS独自のメッシュWi-Fi機能「AiMesh」をサポート。トレンドマイクロの技術を利用したセキュリティ機能である「AiProtection Pro」にも対応する。
なお、Wi-Fi 6Eでは、従来の2.4GHz帯と5GHz帯の周波数帯に加え、新たに6GHz帯をサポートするが、米FCC(連邦通信委員会)では2020年4月に免許なしでの6GHz帯の使用を承認している。
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1274535.html