【セキュリティ魂】あなたの携帯電話を盗聴器にかえるウイルス
http://news.livedoor.com/article/detail/3625647/ エフ・セキュアセキュリティ研究所、
セキュリティレスポンスマネージャーのパトリック・ルノー氏の来日に伴い、
モバイルマルウェアについてお話を伺う機会を得ることができた。
現在のモバイルマルウェアは基本的なものが多いが、
今後は深刻な影響を引き起こすマルウェアが大量に発生する可能性が高く、
iPhoneやandroidがそのきっかけになるという。
同氏は、現状でもっとも危険と思われるモバイルマルウェアは
「スパイウェア」だという。
携帯電話をターゲットとするスパイウェアは、
テキストメッセージのコピーや発信者の追跡、
メールの盗難、GPSにより所在場所を突き止める、
遠隔地から携帯電話の電源を操作するなど、
携帯電話上のすべてのことをスパイすることが可能であるためだ。
スパイウェアは、感染したことをユーザに気づかせることなく、
携帯電話で起きているすべてのことを特定のサイトに送信する。
Bluetoothなどによってマルウェアが携帯電話に入り込むと、
インストールに対する警告が表示される。
しかし、ユーザがいくら「No」をクリックしても携帯電話は反応せず、
ほかの操作も一切受け付けなくなってしまう。
唯一、反応するボタンは「Yes」のみであり、ユーザはやむを得ず「Yes」をクリックしてしまう。
「このように、携帯電話でマルウェアを動くようにした大きな過失は、
マルウェアを受け取った際のユーザインタフェースの仕組みにあります。」
と同氏はいう。