https://mainichi.jp/premier/business/articles/20200318/biz/00m/020/028000c
金盛正樹・鉄道カメラマン
2020年3月24日
昇る太陽をイメージしたマークと「SUNRISE EXPRESS」のロゴを掲げ、早朝の東海道線を走る「サンライズ瀬戸・出雲」=静岡県の東海道線・興津−由比間で2017年5月12日、金盛正樹撮影
かつて日本の鉄道には、ブルートレインと呼ばれた青色の客車の寝台特急をはじめ、急行や快速など、たくさんの夜行列車が走っていました。それが時代が進むにつれ、乗客の減少や車両の老朽化などの理由から、次々と廃止されました。
そして2016年3月の北海道新幹線の開業に伴って、上野−札幌間の寝台特急「北斗星」や大阪−札幌間の寝台特急「トワイライトエクスプレス」などが廃止となり、ほぼすべての夜行列車が消滅しました。
「ほぼすべて」と言ったのは、定期運行している唯一の夜行列車として、寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」が残っているからです。
この列車は、東京−高松間の「サンライズ瀬戸」と、東京−出雲市間の「サンライズ出雲」の二つで成り立っています。運行区間が重複する東京−岡山間では併結されて、一つの列車「サンライズ瀬戸・出雲」として走ります。使用している車両は「285系」と呼ばれる電車です。
寝台列車は…
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金盛正樹・鉄道カメラマン
2020年3月24日
昇る太陽をイメージしたマークと「SUNRISE EXPRESS」のロゴを掲げ、早朝の東海道線を走る「サンライズ瀬戸・出雲」=静岡県の東海道線・興津−由比間で2017年5月12日、金盛正樹撮影
かつて日本の鉄道には、ブルートレインと呼ばれた青色の客車の寝台特急をはじめ、急行や快速など、たくさんの夜行列車が走っていました。それが時代が進むにつれ、乗客の減少や車両の老朽化などの理由から、次々と廃止されました。
そして2016年3月の北海道新幹線の開業に伴って、上野−札幌間の寝台特急「北斗星」や大阪−札幌間の寝台特急「トワイライトエクスプレス」などが廃止となり、ほぼすべての夜行列車が消滅しました。
「ほぼすべて」と言ったのは、定期運行している唯一の夜行列車として、寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」が残っているからです。
この列車は、東京−高松間の「サンライズ瀬戸」と、東京−出雲市間の「サンライズ出雲」の二つで成り立っています。運行区間が重複する東京−岡山間では併結されて、一つの列車「サンライズ瀬戸・出雲」として走ります。使用している車両は「285系」と呼ばれる電車です。
寝台列車は…
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