https://mainichi.jp/articles/20201228/k00/00m/040/283000c
毎日新聞2020年12月28日 20時03分(最終更新 12月28日 20時03分)
有毒植物のクワズイモの根茎(厚生労働省ホームページより)。京芋(タケノコイモ)やナガイモ、ハスイモと間違われやすい
宮崎県は28日、同県日南市戸高の直売所「ほんのえき田中屋」でナガイモと誤表記され販売された有毒のクワズイモを食べた50代男性が唇や口内の痛みなどの食中毒症状を呈したと発表した。快方に向かっているという。
個人の出荷者が27日に3個を販売。50代男性と、購入したものの食べていなかった購入者は判明したが、残り1個の購入者が不明で県は「心当たりのある人は保健所に連絡を」と呼び掛けている。
有毒植物のクワズイモの葉(厚生労働省ホームページより)。ハスガラと間違われやすい
県によると、2016年以降、クワズイモの誤食による食中毒は20年9月までに県内で5件起き患者は18人。重症者はいない。口にした瞬間、違和感を覚え、のみ込まない限り大事には至らない。
入手経路は、自宅に自生したのを誤食したのが4件と多いが、9月に同県綾町の直売所で「ハスガラ」として販売したケースで13人の食中毒が起きた。熊本県内でも11月、京芋(タケノコイモ)と間違えて1人が食中毒を起こしている。
宮崎県は定期的な直売所対象の研修会で有毒植物の講習をしているが、奏功していないようだ。【塩月由香】
毎日新聞2020年12月28日 20時03分(最終更新 12月28日 20時03分)
有毒植物のクワズイモの根茎(厚生労働省ホームページより)。京芋(タケノコイモ)やナガイモ、ハスイモと間違われやすい
宮崎県は28日、同県日南市戸高の直売所「ほんのえき田中屋」でナガイモと誤表記され販売された有毒のクワズイモを食べた50代男性が唇や口内の痛みなどの食中毒症状を呈したと発表した。快方に向かっているという。
個人の出荷者が27日に3個を販売。50代男性と、購入したものの食べていなかった購入者は判明したが、残り1個の購入者が不明で県は「心当たりのある人は保健所に連絡を」と呼び掛けている。
有毒植物のクワズイモの葉(厚生労働省ホームページより)。ハスガラと間違われやすい
県によると、2016年以降、クワズイモの誤食による食中毒は20年9月までに県内で5件起き患者は18人。重症者はいない。口にした瞬間、違和感を覚え、のみ込まない限り大事には至らない。
入手経路は、自宅に自生したのを誤食したのが4件と多いが、9月に同県綾町の直売所で「ハスガラ」として販売したケースで13人の食中毒が起きた。熊本県内でも11月、京芋(タケノコイモ)と間違えて1人が食中毒を起こしている。
宮崎県は定期的な直売所対象の研修会で有毒植物の講習をしているが、奏功していないようだ。【塩月由香】