BPOの結論を受け、都内で会見を行った木村花さんの母・響子さん
フジテレビのリアリティー番組「テラスハウス」に出演していたプロレスラーの木村花さん(享年22)が昨年5月、視聴者から誹謗(ひぼう)中傷を受けた後に死去した問題で、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会が「放送倫理上の問題があった」と見解を公表したが、人権侵害に関しては認めなかった。この報告を受け、30日、申立人である花さんの母・響子さんが都内で会見し「ちょっと今日の結果では花に申し訳ないという気持ちが大きくて報告はできない」と涙ながらに話した。
響子さんは会見で、「本日3月30日は花がプロレスデビューしたデビュー記念日です。本来でしたら、たくさんのファンの人にすてきなお花を贈ってもらって、みんなにおめでとうと言われる日です。こんな日にほんとうに残念な結果です。人権侵害が認められないという結果に関して私はすごく、歯がゆく悔しい思いをしています」と話した。
フジテレビから届いた書類については「責任転嫁というようなことかわからないですけども、まるで花の自死が私たちの親子関係のせいであるかのような私を攻撃するような言葉もたくさん並んでおりました」とした。
また、「SNSが生活の中心にある時代で、今回の結果に関しては時代に追いついてないと思ったし、フジテレビに関してはそういう誹謗中傷対策だけを隠れ蓑につかうことなく、ほんとに自分たちの番組作りを見直して、出演者を駒のひとつでなくひとりの人として、大切にあつかっていただきたい」と涙ながらに訴えた。
響子さんは、番組で花さんが暴力的な女性のように描かれたなどとして「人権侵害があった」と訴える申立書を昨年7月にBPOに提出。これに対しフジテレビは「女性を暴力的に描いていない」などと主張するとともに、社内調査の結果をもとに、「人権侵害は認められない」と反論していた。委員会は昨年9月、異例の早さで審理入りを決め、審理を重ねてきた。
https://hochi.news/articles/20210330-OHT1T50167.html
フジテレビのリアリティー番組「テラスハウス」に出演していたプロレスラーの木村花さん(享年22)が昨年5月、視聴者から誹謗(ひぼう)中傷を受けた後に死去した問題で、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会が「放送倫理上の問題があった」と見解を公表したが、人権侵害に関しては認めなかった。この報告を受け、30日、申立人である花さんの母・響子さんが都内で会見し「ちょっと今日の結果では花に申し訳ないという気持ちが大きくて報告はできない」と涙ながらに話した。
響子さんは会見で、「本日3月30日は花がプロレスデビューしたデビュー記念日です。本来でしたら、たくさんのファンの人にすてきなお花を贈ってもらって、みんなにおめでとうと言われる日です。こんな日にほんとうに残念な結果です。人権侵害が認められないという結果に関して私はすごく、歯がゆく悔しい思いをしています」と話した。
フジテレビから届いた書類については「責任転嫁というようなことかわからないですけども、まるで花の自死が私たちの親子関係のせいであるかのような私を攻撃するような言葉もたくさん並んでおりました」とした。
また、「SNSが生活の中心にある時代で、今回の結果に関しては時代に追いついてないと思ったし、フジテレビに関してはそういう誹謗中傷対策だけを隠れ蓑につかうことなく、ほんとに自分たちの番組作りを見直して、出演者を駒のひとつでなくひとりの人として、大切にあつかっていただきたい」と涙ながらに訴えた。
響子さんは、番組で花さんが暴力的な女性のように描かれたなどとして「人権侵害があった」と訴える申立書を昨年7月にBPOに提出。これに対しフジテレビは「女性を暴力的に描いていない」などと主張するとともに、社内調査の結果をもとに、「人権侵害は認められない」と反論していた。委員会は昨年9月、異例の早さで審理入りを決め、審理を重ねてきた。
https://hochi.news/articles/20210330-OHT1T50167.html