立憲民主党の泉健太代表
立憲民主党の泉健太代表(48)は20日、国会内で開いた会見で、NHK党のガーシー(東谷義和)参院議員、れいわ新選組の山本太郎代表が辞職した水道橋博士の残り任期を交代で担う「ローテーション制度」構想について言及した。
ガーシー氏は来週23日に招集の通常国会に登院が困難だとする文書を参議院側に伝えて与野党から反発を買っている。
この受け止めについて泉氏は「国会議員は国会で議論する、審議をする、採決に参加をする、これを大前提としている仕事です。それがなされないということであれば、基本的な職務を遂行できていない。ただ本人が来たくない、来れないからこないということであるならば、職務放棄と捉えられても仕方のないと思います」との見解を示した。
一方、れいわの山本氏は与野党が「ローテーション制度」に批判の声を上げていることに、他党でも参院から衆院への鞍替えや知事選挙のため任期途中で議員辞職した前例があるとして「参院制度の趣旨に合わないと言っている方々も同じようなことをしている」と反論している。
泉氏は「本来、想定されているものではないし、有権者はそれ(ローテーション制度)を想定して投票したわけではないというところがあると思います。これを実施可能か不可能かといえば、本人たちが同意をすれば、法律的な意味ではできてしまう。あとはそういうことをした時の有権者の判断。それをあらかじめ有権者の方々にそれ(ローテーション制度)を言うかいわないか、誠実性が問われていることだと思います」と苦言を呈した。
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