(CNN) 米中央情報局(CIA)のバーンズ長官がウクライナを最近極秘に訪れてゼレンスキー同国大統領と会談し、ロシアが春季に仕掛ける可能性がある軍事作戦の米側の見立てを説明していたことが22日までにわかった。
この会談の内容などに通じる米政府当局者やウクライナの関係筋が明らかにした。
米政府は今後数カ月内にロシアが踏み切りそうな攻勢を注意深く監視する構えを見せている。バーンズ氏の今回の秘密裏の訪問は、ウクライナへより先端的で長距離用の兵器を送る是非で米国と欧州の同盟国の間に議論が起きている中で実行されもした。
米政府当局者は声明で、バーンズ長官は首都キーウでゼレンスキー大統領に加え、同国の情報機関の責任者らと会談したと指摘。ロシアの侵略に立ち向かうウクライナへの継続的な支援を強固にしたと述べた。
ベテラン外交官でもあったバーンズ氏はウクライナ側も信頼する両国間の橋渡し役ともなっている。ロシア軍がミサイルの波状攻撃を浴びせた時期でもあった昨年10月と11日にもキーウを訪れたことが判明している。
今冬のウクライナ戦況では東部ドネツク州バフムート市周辺で激戦が続いているが、どちらも目立った戦略的な戦果を握られない状況となっている。
https://www.cnn.co.jp/usa/35198925.html