福島第一原発にたまる処理水の海洋放出をめぐり、日本維新の会の2トップが、中国や日本国内の反対派に対し、相次いで不快感を示した。
維新の馬場代表は30日午後に行われた党役員会で挨拶し、処理水放出をめぐって中国本土から嫌がらせ電話が相次いでいることについて、「どんどん風評を煽っている状況」と評した。
また、中国の原発から放出される放射性物質の濃度は、福島よりはるかに高いとのデータを示しながら、「『科学的』以前の問題で、数字を見れば一目瞭然。我々としても堂々と、処理水の放出については応援していく」と述べた。
同時に、東京または福島で、風評被害の防止に役立つようなイベントができないか、党内で検討を指示したことを明らかにした。
その後、維新の藤田幹事長も定例会見を開き、「様々な論点と思惑の中で反対表明されたり、言い方を悪く言うと、足を引っ張ろうとする勢力があるんだろう」と述べた。
民間人の意見表明は自由としつつも、「責任ある政治に関わる議員は、非科学的なフェアじゃない態度で不安をあおるようなことはあってはならない。そういう議員を私は軽蔑する」と切り捨てた。
さらに、党としては放出自体に反対していない立憲民主党について、「相当数の議員が反対で、風評被害につながる発信をかなりやっている。こういうところが立憲民主党さんの限界というか、問題だなと思う」と苦言を呈した。
8/30(水) 17:22配信 FNNプライムオンライン
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