オグリキャップが"伝説の馬"になった要因のひとつに、壮絶な戦いを繰り返した1989年の秋競馬がある。
このシーズンにおいて、オグリキャップは初戦のGIIIオールカマー(中山・芝2200m。※現在はGII)を皮切りに、およそ2カ月の間にGI3戦を含む重賞5戦を戦った。今の競馬では考えられない、いや、当時としても異例の過密スケジュールをこなしている。
だが、オグリキャップはその"酷使"にもじっと耐え、それだけでなく、その5戦で3勝、2着2回という戦績を残して、周囲の期待に応えた。トップレベルの馬で、これほど短い間に、これだけの走りを披露し、しかも結果を出し続けた馬は、近代競馬では例を見ない。
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/keiba/keiba/2020/11/24/post_34/ http://2chb.net/r/livetbs/1732803544/147- 実は、ステロイドの効果は「打球の飛距離が伸びる」ことだけにとどまらない。あまり知られていないが、打者にとって真っ先に現れるステロイドの御利益は「(動体)視力の改善」と言われているし、陸上の短距離記録の劇的短縮でも明らかなように走力も向上するから内野安打の数も増える。ステロイドは、打球の飛距離だけではなく、打率の向上にも寄与しうるのである。さらに、打者だけでなく、投手にとっても、球速が数マイル増加する上、筋肉の回復が早くなるので登板間隔を短縮できると言われている。最近、特段に成績が向上した一部のリリーフ投手に、強い疑惑の目が向けられてきた所以である。
https://number.bunshun.jp/articles/-/14310?page=1