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まるの両親は忙しくって
いつもばあちゃんが面倒を見てくれた。
夏休みは毎年ばあちゃん家で過ごした。
まるが小学生のときにじいちゃんが亡くなって…
それ以来ばあちゃんは一人暮らし。
だからまるは高校に入学すると同時に
高校から近いおばあちゃん家に住むことにした
それ以来おばあちゃんとの生活が始まった…
3月2日土曜日 午後6時30分
花丸「ただいまずら〜」
花丸婆「おかえり、花丸。」ニッコリ
花丸「練習疲れたずら〜!」グダグダ
花丸婆「こりゃ花丸!」
花丸婆「まーた靴脱ぎ散らかして!」
花丸婆「脱いだら揃えるってばあちゃん何べん言ったね!」
花丸「えぇ〜!のっぽパン食べてからにするずら〜!」
花丸婆「そう言っていつも揃えんじゃろ!」
花丸「えっと、台所は…」
花丸婆「全く…!」ナオシナオシ
近所の人「国木田さん!」ヒョコ
花丸婆「あんら!お隣の!」
花丸婆「どうしたずらか?」
近所の人「これ、実家からもらったものなんですけど…ちょっと多すぎて……」
花丸婆「まぁ見事な桃ずらね〜!」
近所の人「少しだけですけど…」
花丸婆「助かりますずら!」
花丸「ばあちゃ〜ん!!」ドタドタ
花丸婆「ん?」チラッ
花丸「まるの部屋着洗濯中?」ヒョコ
花丸婆「なぁに下着でうろうろしてるずら!!」
近所の人「あはは……元気ですね。」
花丸婆「全く……手に負えんわい!」
花丸「ね〜!ばあちゃーん!」
花丸婆「ちっとは落ち着け!」
………
……
…
夕飯
花丸婆「花丸をみてるとばあちゃんまで元気でるわい…」モグモグ
花丸「ほんとずらか!じゃあおらはばあちゃんの為にも学校でアイドルとご飯を食べることをがんばるずら!」モグモグ
花丸婆「勉強せい!今のは嫌味ずらよ!」
花丸「べ、勉強もしてるずらよ!!」
花丸婆「ばあちゃんが心配してるのは英語じゃ!」
花丸「ぎくり!」
花丸婆「ほぉらやっぱり…」
花丸「あははは…」
花丸婆「まったく…」モグモグ
花丸「おかわりずら!」ニコッ
花丸婆「はいはい。」
花丸婆「まったく…脱いだ靴のひとつそろえられねぇのに。」ブツブツ…
花丸婆「いっちょまえにあいどるだもんなぁ…」ブツブツ…
TV『明日はひな祭り!』
花丸「…!」
花丸「そういえば明日はひな祭り…」
花丸婆「雛人形さんださんとなぁ…」
花丸「……!」
花丸「じゃあさじゃあさ!善子ちゃんたち家に誘ってひな祭りぱーてぃしていい?」
花丸婆「あんた勉強する気あるんか?」
花丸婆「ぱあてぃはいいけど…」
花丸「やったずら!」
花丸「勉強はお昼にするずらよ!」
花丸婆「……まぁいいずら。」
花丸婆「…そうだ花丸。今何か欲しいものあるかい?」
花丸「え?麦茶?」
花丸婆「麦茶ぐらいいれんか!」
花丸「あはは…」
花丸婆「もうすぐ誕生日じゃろ?」
花丸「…たしかに!」
花丸婆「あんたのお母さんが今年は花丸が欲しいって言った物をばあちゃんが買ってあげてくれって言ってたずらよ。」
花丸「ほんとずらか!!!」
花丸婆「毎年毎年花丸のお母さんたちが選んでくれる物に花丸が文句言いよるから…」
花丸「…だって微妙なやつばっかだもん。」ブスッ
優しい雰囲気でとても心が落ち着く
頑張ってください
花丸「3年前は万年筆で2年前は昆虫図鑑。」
花丸婆「そうじゃったか……」
花丸「去年なんかはサッカーボールだったずらよ!」
花丸婆「こまったやつじゃのぉ…」
花丸「ねえねえいくらまでの物なら買ってくれるずらか!!」ニコニコ
花丸婆「いくらでもいいずらよ。今年はばあちゃんが花丸のお願いなーんでも聞いてあげっから。」ニコニコ
花丸「やったー!!!ばあちゃんありがとうずらーー!!」ギュッ
花丸婆「ふふっ。」ニコニコ
花丸「どんな本を買ってもらおうかな〜!」ニコニコ
花丸「あ、そうだ調べてみよう!」
花丸婆「こーりゃ、ご飯食べてからにしなさい。」ニコニコ
小さい頃からまるはばあちゃんと一緒!
だからまるは二人きりでもちっともさみしくなんかないずら!!
………
……
…
花丸「Zzz...」
花丸婆「…」スッ
花丸「…ん?」ウトウト
花丸(あれ?おら寝ちゃってたずらか…)
花丸婆「よいしょっと……」ノソノソ
花丸「……」
3月3日日曜日 午後2時
花丸の家
花丸「う〜ん…どの作品にしようか…」
善子「…!」ペチッ!
花丸「いてっ!」
花丸「なにするずら!善子ちゃん!!」
善子「それはこっちのセリフよ!ずら丸!」
曜「あはは…」
花丸「うっ…」ギクリ
善子「いつまでスマホとにらめっこしてるのよ!」
善子「あんたがにらめっこしなきゃいけないのは英語の教科書よ!」バンッ!
ルビィ「ピギッ!」ビクッ!
千歌「むむむむ…」
梨子「ち、千歌ちゃん…」
善子「全く…ずら丸がひな祭りパーティするまでは勉強するって言うからお昼から来たっていうのに…」
鞠莉「その割には善子、楽しみにしてたじゃない!」
善子「そ、それは…///」
善子「あとヨハネよ!」
花丸(善子ちゃんめ!まるがすっごい本買ってもらっても絶対に読ませてあげないずら!)プクッ
ルビィ「お姉ちゃん…ここよくわかんないんだけど…」
ダイヤ「ん?どうしましたか?ルビィ?」
千歌「花丸ちゃん全然集中してないねー!」ニコニコ
梨子「千歌ちゃんはマンガに集中してるけどね…」
千歌「うぐぅ!」ビクッ!
果南「1.2年は大変だね〜」
果南「学年末テスト。」
曜「いーなー!3年生は!」
果南「まぁね!」ドヤッ
ダイヤ「果南さんは卒業できるか心配でしたけどね!」
果南「ダイヤ…それは言わないお約束…」
鞠莉「ここはこの公式の応用みたいなものよ!」
梨子「なるほど!ありがとう!鞠莉さん!」
花丸婆「おーい!」
Aqours「ん?」
花丸婆「ちっとは休憩せんかー!」
花丸婆「桃食べにきぃや〜!」
ダイヤ「…美味しい!」モグモグ
鞠莉「Delicious☆」モグモグ
花丸婆「どうだい?お勉強は進んでるずらか?」
ルビィ「うん!」モグモグ
千歌「言い出しっぺの花丸ちゃん以外は!」モグモグ
梨子「それ千歌ちゃんが言えること?」
花丸婆「ダメだねぇ花丸は。」
花丸婆「どーせ昼間っから集まったら一日中遊ぶ流れになるとでも思ってたんじゃろ。」
花丸「うっ…」モグモグ
果南(図星だねこれは…)
千歌「それにしてもすごい家だよね〜」キョロキョロ
花丸婆「別にたいしたことねぇずらよ。」
千歌「なんかすっごい和風!そして広い!」
果南「縁側なんて風情あるよね〜!」
善子「あんな大きな畑…初めて見たわ…」
ルビィ「それになんと言っても!」
ドーン!!
ルビィ「すっごい立派な雛壇!」
ダイヤ「さすがにこんな大きな雛人形は家にはありませんわね…」
花丸「まるの家は伝統を大事にする家だから基本的に大きいずらよ。」
鞠莉「これは見るのは初めてね…」
曜「えっ!そうなの!?」
鞠莉「アメリカではひな祭りの文化はないのよ。」
曜「へ〜。」モグモグ
花丸婆「そろそろ晩御飯作るけど何か食べられないものとかあるかい?」
曜「梨子ちゃんピーマン嫌いなんだよねぇ?」ニヤニヤ
梨子「ちょっと!曜ちゃん…///」
善子「リリーそうなの!?こっども〜!!」ケラケラ
梨子「うるさい!リリー言うな!!」
花丸婆「そうかい、じゃあピーマン使ったおかずはやめて…」
梨子「いえ!全然気にしないでください!」
梨子「食べますから!!」
花丸「……」
曜「ほんとに〜?」ニヤニヤ
梨子「……うん!」
曜「梨子ちゃん?」
ダイヤ(今の間はなんでしょう…)
花丸「……あっ!そうだ!」ピコーン
畑
花丸「千歌ちゃ〜ん!お水出したずらよ〜!」
千歌「わかった〜!!」
千歌「そぉれぇ〜〜!!!」ジョバー!
花丸「ルビィちゃ〜ん!いいみかんあったずらか〜!!」
ルビィ「う〜ん!!」
曜「すごい…これ全部花丸ちゃんのおばあちゃんの畑!?」
花丸「そうずら!ばあちゃんは毎日畑の世話してるずら!」
曜「へー!」
花丸「他にもぬか漬けや味噌とか作ってるずら!」
曜「すごい…!」
花丸「あと梅干しとか!!」
果南「うっ…」
千歌「すごいすごい!」
花丸「夏になるとスイカとかもあるずら!」
千歌「すごい!スイカ割りできるじゃん!」ニコニコ
ダイヤ「スイカ割りは興味ありますね…」ニコニコ
花丸「ダ、ダイヤさん?お顔が…」
千歌「え!ダイヤさんもスイカ割り興味あるの!?」クルッ
ダイヤ「えぇ…あなたのその空っぽの頭を…」ビッショリ
千歌「ダ、ダイヤさん?なんで濡れてるの?」
ダイヤ「あなたに濡らされたんですわー!!」
千歌「ギャー!!助けて〜!」タッタッタッタ...
ダイヤ「お待ちなさ〜い!!」
花丸「ありゃりゃ…」
梨子「……ねぇ花丸ちゃん。」
花丸「ん?」
梨子「なんで私はピーマンを採らなきゃいけないの?」
花丸「野菜っていうのは自分の手で収穫すると不思議と食べれちゃうものずらよ!」
梨子「…なるほど!」
鞠莉「素晴らしいmagicね!」
善子「てっきり勉強サボりたいからだと思ったわ…」
花丸「そ、それは…」
鞠莉「マリーも収穫したいものがあるんだけど…」
善子「…意外ね、なにを採りたいのよ?」
鞠莉「ふふっ♡」ギュッ
善子「ちょっ!」
鞠莉「善子の頭にも収穫できそうなくらい立派なものができてるのよね〜!」ニギニギ
善子「ちょっと鞠莉!お団子崩れる!」
果南「鞠莉!こっちにも収穫できそうなアホ毛がある!」
千歌「ちょっと!果南ちゃん!」
鞠莉「WOW!」
曜「あはは…」
曜「花丸ちゃんはこの野菜を食べて生活してるの?」
花丸「そうずら!ばあちゃんの作った野菜は美味しいずら!」
花丸「まぁ…おかげさまでと言いますか嫌いな野菜は全部無くなったずら…」
花丸「強制的に。」
曜「強制的?」
花丸「そうずら…」
花丸婆『こりゃ!な〜に人参残してるね!』
花丸小2『いやじゅら〜!』ボロボロ
花丸婆『残しちゃだめずらよ!』
花丸小2『うわ〜ん!!』ボロボロ
花丸「…とまぁ……こんなことが…」
曜「なにそれ〜!面白〜い!」
曜「おばあちゃんも花丸ちゃんが毎日残さず食べてくれて嬉しいよね!」
花丸「…そうずらね。」
ルビィ「花丸ちゃん!みかんの収穫終わったよ!」
花丸「ルビィちゃん!みかんのカゴをまるのお家に運んで欲しいずら!」
ルビィ「う、うん!」
ルビィ「あわ…あわわ……」プルプル
ダイヤ「大丈夫ですの!ルビィ!」
ルビィ「う、うん!」プルプル
ルビィ「ピギィ!」コケッ
花丸「ルビィちゃん危ないずら〜!!」
ルビまる「わ〜!」ズテーン
ルビィ「いててて…」
花丸「ば、絆創膏とってくるずら!!」
梨子「…あそこはなにやってるの?」
善子「私たちには関係なす。」
鞠莉「今採ってるのはピーマンよ?」
花丸の家
花丸(えっと…絆創膏どこにあるっけ…)キョロキョロ
花丸(あっ…)
花丸婆「…」
花丸(ばあちゃんの背中…)
花丸(とっても小さいずら……)
花丸婆「どうした?花丸?」
花丸「…!」ビクッ!
花丸婆「花丸は足音でわかるよ。」
花丸婆「優しい足音ずら…」
花丸「…」
花丸「あ、絆創膏ってどこにあるっけ……」
花丸婆「絆創膏ならそこの棚にあるずらよ。」
花丸「あ、うん……」
花丸「ば、ばあちゃんはなにしてるずらか?」
花丸婆「ばあちゃんは今ぼんぼりに火をつけようとマッチを……」チッ
花丸婆「なかなかマッチに火がつかなくて…」チッ
花丸「…」
花丸「まるがやるずら」グイッ
花丸婆「あっ……」
花丸「…」チッ
ボッ!
花丸婆「あ……」
花丸「……」
花丸婆「強くなったずらね…花丸は。」ニコッ
花丸「…うん。」
花丸婆「…花丸。」
花丸「んー?」
花丸婆「みんなが待ってるからはよう畑に戻りんしゃい。」
花丸「う〜ん…じゃあこのぼんぼりの火が消えたらね!」
花丸婆「あっはっは…いつになるね、それだったら…」
午後7時
Aqours「いただきま〜す!」
花丸婆「よく噛んで食べんよ!」
花丸「うん!」
小さい頃からずっとばあちゃんと一緒。
千歌「ほら梨子ちゃん!ピーマンだよ!」
梨子「うぅ…」
『梨子ちゃん!』
梨子「え…誰?」
『僕は梨子ちゃんが採ってくれたピーマンだよ!』
梨子「え…」
『僕を食べてほしいなぁ…』
梨子「ピーマンちゃん…!」
梨子「…って騙されないから!」ペチッ!
曜「いてっ!」
曜「ひどいな!僕はピーマンだよ!」(裏声)
梨子「…まぁ食べるけど!」パクッ!
千歌「おぉ!」
曜「どうでありますか!」
梨子「…苦くない!」
ようちか「ほんと!」
花丸「当然ずら!まるのばあちゃんが育てたピーマンずら!」
梨子「すごい…!」
あの大きな畑も縁側も
果南「ダイヤー!梅干し食べて〜!」
ダイヤ「いやですわよ!自分で食べてください!」
果南「お願い〜!」
ダイヤ「梨子さんは苦手なピーマンを食べたんですよ!」
果南「ピーマンと梅干しは別だよ〜!」
果南「おねが〜い!ハグしてあげるから〜!」
ダイヤ「あぁもう!めんどくさい!」
鞠莉「ふふっ♡」
鞠莉「それにしても…Beautifulね!」
ダイヤ「そうですわね…」
ダイヤ「ぼんぼりの灯りがゆらゆらして…」
ダイヤ「みとれちゃいますわ…♡」
鞠莉「ダイヤ〜♡マリーも見て〜♡」クネクネ
ダイヤ「いやですわ!」
鞠莉「え〜!いけず〜!」プクッ
ダイヤ「はぁ…お二人の中身はまだ子供ですわね……」
ダイヤ「…さて!ちらし寿司をいただきましょう!」
大量の梅干し「やあ。」
ダイヤ「…」プルプル
ダイヤ「果南さ〜ん!!!」
果南「いや私じゃないって!!」
ダイヤ「うそおっしゃい!!」
ぼんぼりの灯りも
善子「なんか…すごいわね……ずら丸のおばあちゃん。」
ルビィ「そうだね!」
花丸「えっへんずら!」
善子「いやあんたじゃないから!」
ルビィ「このお料理美味しい!」
花丸婆「そうかい!そりゃ嬉しいね!」
善子「あの…ありがとうございます……」
花丸婆「ありゃ!べっぴんさんね!」
善子「あ、いえ!そんなわけ…///」
ルビィ「善子ちゃんお顔真っ赤だね〜!」
善子「うっさいルビィ!」
善子「あとヨハネ!」
花丸「ばあちゃん!おかわり!」
花丸婆「あんたま〜たおかわりするんか!」
花丸「山盛りでね!!」ニコッ
花丸婆「はいはい」ニコッ
何も変わらない。
曜「はぁ〜食べた〜!」
ルビィ「すっごい美味しかったね!」
果南「なんもしたくな〜い」ダラダラ
鞠莉「そうね〜」ダラダラ
善子「落ち着くわね〜」ダラダラ
梨子「ずっとこんなダラダラしていいの〜」ダラダラ
花丸「梨子ちゃんもダラダラしてるずら〜」ダラダラ
ダイヤ「ところで…今何時ですの?」ダラダラ
千歌「えっとね〜」ダラダラ
午後11時
Aqours「…えぇ!?」
千歌「どうしよう!」
梨子「いくらなんでものんびりし過ぎたわ!」
鞠莉「車手配するわ!!」
果南「ありがとう!鞠莉!」
善子「門限過ぎちゃった…ママに怒られちゃう!」
曜「私も!」
ルビィ「どどどどうしよう!お姉ちゃん!」
ダイヤ「お父様がカンカンですわね……」
ルビィ「ピギィ!」
10分後…
千歌「花丸ちゃん!私たちもう帰るね!」
花丸「あ、うん!」
8人「バイバ〜イ!!」
花丸「バイバイずら〜!」
花丸「……」
花丸(泊まっていけばよかったのに…)
花丸(あ、でも明日学校か…)
花丸「しかたないずらね…」クルッ
花丸「〜♪」スタスタ
ガラッ
花丸「お見送りしてきたずらよ〜!」
花丸「…ばあちゃ〜ん?」チラッ
花丸婆「よいしょっと……」ヨボヨボ
花丸「あ……」
なんにも変わらないのに……
花丸「あ、後片付けはまるがやるよ!」
花丸婆「あら、本当かい?」
花丸「うん!」
花丸婆「そうかい!」ニコッ
………
……
…
花丸「おわったずらよ〜!」
花丸婆「ありがとう、花丸。」ニコッ
花丸婆「みんな送って来たかい?」
花丸「うん!ありがとうだって!」
花丸婆「そうかい!それは嬉しいのぉ!」
花丸「…そっか!」
花丸婆「ひな祭りはどうだったかい?」
花丸「すごく楽しかった!」
花丸「……けど。」
花丸婆「…けどなんだい?」
花丸「な〜んか今年は雛人形が大きく感じなかったずら……」
花丸「昔はもっと…すごい!って思ったのに……あんな雛人形って小さかったっけ?」
花丸婆「花丸が大きくなったんよ。」ニコッ
花丸「あ……」
花丸「……あっ!」
花丸「ひ、雛人形片付けないとね!」
花丸「でないとまる結婚が遅れるずら!」
花丸婆「…遅れてもいいんでねーか?」
花丸「ひどいずら!ばあちゃん!」
花丸婆「だって。」
花丸婆「花丸が結婚しちまったらばあちゃんまた1人になっちまう…」
花丸「…!」
花丸婆「…花丸?」
…ばあちゃんの細くてしわくちゃの手
花丸「…グスッ」
かさかさした指が…
花丸婆「あはは…なんねその顔!」ニコニコ
花丸「……」ウルウル
花丸婆「泣きよって…」ナデッ
花丸婆「ほんとに体ばっかり大きくなって中身はちーとも変わらんなあ。」ナデナデ
花丸「うぅ…」ウルウル
頬を撫でるたびに
くすぐったくて泣きそうになる。
まるはどんどん大きくなっていく
ばあちゃんは…どんどん小さくなっていく
花丸婆「大きくなったなあ…」
花丸婆「大きくなったなあ…花丸。」ニコッ
カチッ、
3月4日 午前0時
花丸婆「花丸。お誕生日おめでとうずら。」ニコッ
花丸「ばあちゃん……グスッ…」ウルウル
花丸婆「ほら!さっさと寝んな!明日は学校ずらよ!」
花丸「グスッ…うん!」
花丸「……ふぅ。」
花丸「……あ。」チラッ
花丸(今夜は満月か……)
花丸「……」
花丸婆『花丸をみてるとばあちゃんまで元気でるわい…』
曜『おばあちゃんも花丸ちゃんが毎日残さず食べてくれて嬉しいよね!』
違う、ばあちゃんの方だ。
ばあちゃんが
まるが毎日笑っていられるように
毎日家のことをしてくれている
畑の世話をして
美味しい野菜を食べさせてくれている
どんなに腰が曲がっても
どんなにしわくちゃの手になっても…
花丸「……」
花丸「ばあちゃん……」
花丸婆『花丸のお願いなーんでも聞いてあげっから。』
花丸「…」
花丸「ばあちゃん…ずっと元気で長生きしてね。」ボソッ
ずっとずっといつもありがとう。
3月4日月曜日 午後6時30分
花丸「ただいまずら〜!」
花丸「みてみて!こんなにプレゼント貰ったずら!」
花丸婆「そんなことよりこっち来んさい!」
花丸「えっ…また何かしたのかな…まる……」
花丸「は〜い!」
花丸婆「麦茶は飲んだらちゃんと冷蔵庫に入れんか!」
花丸「げげっ!」
花丸婆「麦茶が温まっちまったずらよ!」
花丸「ごめんずら〜!」
花丸婆「ほんとに…いつになったらばあちゃんの手ぇがいらねくなるのかねぇ…」
花丸「あはは…」
花丸婆「笑いごとじゃなか!」
花丸婆「全く…」
花丸婆「さて!ばあちゃん畑見にいってくるずらよ!」
花丸「行ってらっしゃ〜い!」
花丸婆「よいしょと……」チラッ
花丸婆「あ…」
花丸婆(靴が揃っておる……)
花丸婆(花丸…)ニコッ
おわり
全然暗くないですよ
とても良かったです(語彙不足)
ごめん
お婆ちゃんものは泣く(*> ᴗ ;*)ゞ
泣くわこんなん
(*; ᴗ ;*)ゞ
暖かだけど老いや別れを予感させて感傷的になるね、いいお話だった
ちょうど最近じいちゃん亡くした俺にはくるものがある
ルビィちゃんを食べる話以外で花丸婆さん初めてみた。いいねこういうの
おつおつ
こういう話は本当にくるものがあるな……
いい雰囲気だったよ
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