マグミクス2022.08.12
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誰もが知る国民的マンガ『ドラえもん』には、よ~く読むと藤子・F・不二雄先生らしいちょっとホラーなエピソードがあります。タイトルだけ紹介すると、「人間製造機」「どくさいスイッチ」「のろいのカメラ」「あくまのパスポート」などなどが有名です。そんななか、『ドラえもん』に「恐ろしすぎる」という理由で、てんとう虫コミックスに未収録のお蔵入り作品があるのはご存知でしょうか。そのタイトルは「バラバラボタン」。聞いたことがある人も多いでしょうが、調べてみると意外な事実がわかりました。
「バラバラボタン」の内容は……ある日ジャイアンにいじめられたのび太に、ドラえもんが四次元ポケットから「バラバラボタン」を出してあげます。これは腕や脚など自分の身体の部位を、相手の部位と取り換えることができる道具です。のび太は自分の腕とジャイアンの腕を取り換えて、ケンカに勝ちます。さらに味をしめたのび太は、ラジコンがうまいスネ夫の指、成績優秀の出木杉君の脳みそを取り替えました。ついには、かけっこに勝つため犬の足を取り替えたのですが、人間の胴体に犬の足という奇妙な姿になってしまい、周囲は奇異な目でのび太を見ます。するとドラえもんが一言「何でも自分に都合が良いというのも不都合だろう」、と戒めるのでした。……
このエピソードは、2007年に『やりすぎコージー芸人都市伝説』(テレビ東京)で紹介され、一気に広まりました。放送後、ナイフを手に持ったのび太が「だれでもいいからバラバラにしたいぞ」というマンガの一コマまでネット上に出回るなど、かなり世間がざわめいたのですが……。
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