「大都市の空港では、若い日本人女性というだけで徹底的にチェックされるそうです。
実際に入国を拒否された、という子も何人かいる。FBIも動き出しているとか、イミグレ
(出入国審査カウンター)に『日本の売春婦を許すな!』と書かれた横断幕が掲げられているのを見た、
といった噂まで出ています」
このインフルエンサー自身も、年末年始に観光目的でハワイを訪れたところ、入国を拒否されたという。
「話も聞いてもらえず、売春目的で来たと決めつけられたんです。スマホもすべてチェックされて、
画像フォルダに水着や下着の写真を保存していたことを厳しく追及されました。
女一人での旅行がかなり難しくなっていることを身をもって感じました」
アメリカが目を光らせているのは、女性だけではない。海外出稼ぎを斡旋しているエージェントの
撲滅にも動き出しているという。
「働く店を自分で探して海外に行く子もいますが、エージェントに依頼・
斡旋されて出稼ぎに行く子も少なくありません。実際、SNSにはいま、
エージェントを名乗るアカウントが溢れていますからね。渡航歴に怪しい点がある場合は、
男性でもエージェントではないか疑われて厳しく追及されるそうです」
海外出稼ぎを行う猛者(もさ)の中には、怪しまれそうな写真はスマホからすべて削除、
アメリカの大学のパンフレットを取り寄せて「来年以降の進学先の視察」という名目で入国する者もいるという。
だが、そんな取り締まりの厳しいアメリカは避け、別の国に活路を見出そうという動きもある。前出のモモカが語る。
「アメリカはリスクが高くなってきたので、次はシンガポールやタイに行こうかなと思っています。
ツイッターを見ていると、そういった国の案件も頻繁に流れてくるので。
でも、他の国でも私服警官による逮捕やトラブルの噂は聞くので、しばらくは様子見かなぁ」
SNSには、海外出稼ぎの派手な成果を報告する投稿がたびたび上がっている。
だが、目立てば規制されるのが当たり前。軽いノリで海外出稼ぎに行こうとするのは、控えたほうがよさそうだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b35fcfa8f56d0340332ab243ff2e8e2ada1b919