一体どういうわけでパセリを膣に入れるのか? まったく不可解な行為としか言いようがないが、該等記事はすでに削除されてしまっているため、英紙「Mirror」(1月18日付)を参考にその内容を見ていこう。
それによると、「Marie Claire」イギリス版は、膣にパセリを入れることで生理の開始を促すことができるとアドバイスしていたというのだ。
「パセリは子宮口を柔らかくし、生理を遅らせる原因となるホルモンのバランスを調整します。最も有効な方法はパセリティー、あるいは、パセリの膣への挿入です」
パセリティーまでは良いだろう。だが、膣への挿入とは一体どういうことか? 本当にこんなものに効果があるのだろうか?
あるわけない。記事が出るや否や、医療専門家から矢継ぎ早に批難の声が寄せられた。シャジア・マリク医師は英紙「The Independent」(1月21日付)に、「パセリの膣挿入に効果があるとする根拠はまったくありません。むしろ死亡するリスクさえあります」と回答。シェリア・ニューマン医師も、「パセリの膣挿入は産婦人科医が推奨している方法ではありません。Marie Claireは無責任です」と怒りを露わにしている。
パセリを生理促進や中絶のために使用する民間療法は昔からあり、2003年の研究によると、パセリは最も中絶に使用されるハーブだというしかし、パセリの膣挿入は深刻な感染症を引き起こす危険性があるのだ。
昨年8月には死亡事故も起こっている。流産目的でパセリを膣に挿入した34歳のアルゼンチン人の女性が、子宮感染症を発症。すぐに子宮摘出手術を受けたが、その後女性は死亡した。子宮は非常にデリケートなため、雑菌が侵入するとすぐに感染症を引き起こしてしまう。
「Marie Claire」のスポークスマンは今回の記事について「The Independent」にこう答えている。
「Marie Claireは、適切な専門家のアドバイスとともに、しっかりと研究された美容・生活情報を提供することに自信を持っています。残念なことに今回の記事はその基準を満たしておらず、削除するに至りました。誤った情報をお伝えしてしまったこと、普段はあるはずの注意と厳密さが欠けていたことを謝罪します」
どちらかといえば健康的なイメージがあるパセリだが、使い方を間違えれば命を失うことになる。間違ってもパセリを膣に挿入してはいけない。
以下ソース
https://tocana.jp/2019/01/post_19474_entry.html
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