
子育て情報を配信する情報サイトの運営会社、コズレが、2月14日から21日にかけて、子どもを持つ父親や母親を対象に、
混雑時のベビーカーの利用に関するアンケートを実施し、400人から回答を得ました。
混雑している場所でベビーカーを利用した経験があるかを聞いたところ、約7割が利用した経験があるとの回答がありました。
利用した場所については、スーパーやデパートが73%と最も多く、次いで交通機関が46%、3位はテーマパークで35%でした。
こうした混雑した場所で、ベビーカーを使わざるをえないのは、「移動時間が長い」「荷物が多い」ためだと、多くの人が回答しています。
子どもが成長するにつれ、体重が増えて抱っこひもだと大変になり、出かける際には、
紙おむつやおしりふき、タオル、哺乳瓶なども必要になってきます。
子どもだけでなく、多くの荷物を抱えての移動は大変で、移動や買い物などでは、どんなに混雑していても、
ベビーカーを使わざるをえない現状があるとみられます。
コズレは「周囲に配慮すべきという意識は持ちながらも、混雑した場所でベビーカーを
使わざるをえなかった人が多いのではないか」と話しています。
ベビーカーの利用をめぐっては、電車などの一般の乗客から「若い人がベビーカーを通路いっぱいに置いて、通れないことがあった」
「足を踏まれた」などと、そのマナーを問う厳しい意見も聞かれます。
一方で、ベビーカーを利用する人の中には、抱っこひもでは体への負担が大きい人や、
第二子がおなかにいる母親など、ベビーカーを使わないと移動できない人も多くいます。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170508/k10010973411000.html