なぜ自民・公明党の「ニコニコ超会議離れ」鮮明?多額費用でも選挙に効果なし?
今年のニコ超には異変が見られる。政党ブースは大幅に縮小され、
自民党・公明党・民進党の3党だけしか出展していなかった。
ネットをうまく取り込んでいる自民党はブースこそ出展しているものの、例年ほどには力が入っていない。
ニコ超離れを起こしているのは自民党だけではない。
公明党に至っては山口那津男代表や石井啓一国土交通大臣といった、数少ない顔の知られた議員が来場していない。
公明党ブースに足を運んだ議員は何人かいたが、それなりに有名だったのは斉藤鉄夫元環境大臣ぐらい。
人気凋落中の民進党は、「VR蓮舫」という話題性抜群の秘密兵器を繰り出したこともあって多くの行列ができていた。
自民党と同様にニコ動と相性がいいといわれてきた共産党は、出展すらしていない。
そのほか日本維新の会、自由党、社会民主党・日本のこころなども出展していなかった。
なぜ、政党はニコ超から距離を置き始めているのか。
ある政党の政策秘書は、こう話す。
「無党派層を取り込むことは大事ですが、ニコ超で政党ブースに足を運ぶ人たちが、どれほど選挙に行くのか、
そして票を投じてくれるのか疑問です。支持してくれなくても、興味を持ってくれるだけでもありがたいのですが、
それも未知数。ニコ超の出展料は高額ですから、費用対効果を考慮すると、出展は見合わないというのが実情です」
http://biz-journal.jp/2017/05/post_19007.html