
週末のアキバ騒然…安倍晋三首相の演説中、反対派が「やめろ」と絶叫 首相は「こんな人たちに負けるわけにいかない!」 「森友学園」の籠池泰典前理事長の姿も
安倍晋三首相が1日夕、東京都千代田区のJR秋葉原駅前で行った東京都議選(7月2日
投開票)の街頭演説会では、聴衆の一角に反安倍政権グループの数十人が陣取った。
十数分間の演説中ずっと「安倍辞めろ」などと絶叫し続け、週末の秋葉原の町は騒然とした。
反対派グループは「安倍やめろ」と書いた幅3メートルほどの巨大横断幕を広げ、「安倍政権
ふざけんな!」「極右政権粉砕」「憲法を守れ」「共謀罪廃案」といったプラカードを掲げた。
ナチス・ドイツの独裁者ヒトラーに見立てた首相の似顔絵イラストのプラカードも複数枚あった。
首相がマイクを握ると「安倍辞めろ」「帰れ」とシュプレヒコールを開始。首相に向かって中指を突き
立て、「帰れ」と叫ぶ中年男性もいた。
シュプレヒコールの声量があまりに大きいため、その周辺では演説がよく聞こえず、迷惑そうな表情で
その場から移動する聴衆の姿もあった。
首相は登壇時に一瞬、こわばった表情を見せたが、演説後半にはこう語気を強めた。
「あのように演説を邪魔する行為を私たち自民党は絶対にしません。相手を誹謗(ひぼう)中傷しても
何も生まれない。こんな人たちに私たちは負けるわけにいかない!」
日の丸の小旗を手にした安倍政権支持派の一団からは「そうだ!」という大きな声援が飛び、拍手がわいた。
街頭演説会場には学校法人「森友学園」の籠池泰典前理事長も姿を見せた。反対派グループの中にいた
40代の男性は取材に「安倍は僕らを批判していたが、悪いのは全部あいつじゃないか」と憤った。
http://www.sankei.com/politics/news/170701/plt1707010048-n1.html