正露丸でトランプ米政権を攻める野党を後押し――? 米国を訪問している自民党の二階俊博幹事長が19日、
民主党のチャック・シューマー上院院内総務と会談した際、お土産として「正露丸」を渡す場面があった。正露丸の名前の由来にはロシアを征伐するという意味があるが、トランプ政権の「ロシア疑惑」を追及する野党・民主党に効き目が出るだろうか。
お土産の正露丸は、二階氏に同行する片山さつき参院議員が、訪米直前に訪れた九州豪雨災害の被災地で配っていたもの。
二階氏は19日午後、記者団に「日本では古くから正露丸が色んな面で活用された。片山氏が気を利かして持ってきてくれた」と説明した。手渡されたシューマー氏は珍しそうにしていたという。
民主党幹部のシューマー氏は現在、昨年の米大統領選でのロシア介入問題など一連の「ロシア疑惑」でトランプ政権を攻撃中。
正露丸は日露戦争前に作られ、ロシアを征伐するための薬という意味で「征露丸」と命名されたのが由来だ。
二階氏は正露丸を贈った理由について「特別そこまで。正露丸に(宣伝を)頼まれたわけではない」と述べ、特に意図はないとしている。(ワシントン=土佐茂生)
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