週刊金曜日
7月21日発売 580円(税込)
松本人志と共謀罪
いつの頃からか、松本人志がヘンだ。テレビ番組で「多少冤罪があっても、共謀罪はいいと思う」と言ったり、
首相や大阪府知事をゲストに招いてヨイショに終始したり。発言はネットニュースで増幅、その影響力は一芸人の域を超える。
また一連の「お笑いはオワコン」騒動からは、松本を頂点とする日本の笑いと、メディア側の課題も浮かび上がる。
「松本人志の変節と、共謀罪の成立を許した私たちの社会」。どこかで通底しているのではないか。検証してみた。
「何となく安倍支持」の筆頭 その「凡庸さ」は犯罪に近い
適菜収
世界一下世話なラブレター
あのころの松ちゃんはどこへ…… ベストセラー2冊を検証してみる
佃野デボラ
「秘書はわざと録音」発言と弱者を踏みつける「笑い」
中村うさぎ
衝撃だった、元自民党・豊田真由子議員のパワハラ音声。
論外の行為なはずだが、なぜか批判の矛先を被害者の秘書による録音行為に向けたのが、松本人志。
その発言から垣間見えるものとは、何か。
「日本のお笑いはオワコン」騒動で僕が松本さんに本当に言いたかったこと
茂木健一郎
オワコン発言では批判され、『しくじり先生』にまで出演した茂木健一郎氏。
ツイートについては謝罪したが、「言いたかったこと」の本質は変わらない。
あらためて語る「日本のお笑いに欠けているもの」とは。
『4時ですよーだ』のプロデューサーより、松ちゃんへ
前略 松本人志様
田中文夫
『4時ですよーだ』。1980年代を関西で過ごした人間なら、知らぬ者はいないだろう。
当時、「午後4時になるとミナミから人が消える」と言われたほどの人気バラエティ。
数々のヒット作で知られる名プロデューサーとして、無名のダウンタウンをこの番組の主役に抜擢した男は
いま、「変わり果てた」松本人志を歯がゆい思いで見つめている。そして、ゆっくりと言葉を紡ぎ出した。
今やテレビの世界で誰もが言えないこと
木村元彦
「安倍首相の番組出演は、僕が担当マネージャーだったらNOかな。絶対に受けたらあかんかった」
竹中功
「松本くん浜田くん、君たちは友だちか?」「はい!」
― 35 年前、吉本興業が立ち上げた芸人養成学校に応募してきた青年ダウンタウンを面接して合格させたのが、竹中功氏。
彼の目には、最近の「松本問題」はどう映るのか。
『お笑い米軍基地』の小波津正光(まーちゃん)が見る松本人志
http://www.kinyobi.co.jp/tokushu/002354.php
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