3年に主要6ヵ国(米国、英国、スウェーデン、フランス、ドイツ、韓国)の若者を
対象に行われた意識調査でも同様の結果が出ていた。「自分の将来について明るい
希望を持っている」という質問に対して、米国56%、スウェーデン52%、韓国ですら
42%だったのに対し、日本は12%で突出して低い数値を示したのだ。
だが、世界的に見れば日本は平和であり、衣食住に苦労することはほとんどない。
そんな日本の若者が、未来に希望を持てない理由はなんだろうか?
明治大学国際日本学部の教授で『日本の若者はなぜ希望を持てないのか』(草思社)
の著書でもある鈴木賢志は、原因は受験や就職などで一度失敗するとなかなか挽回で
きない、日本の社会システムにあると指摘する。
そのため、日本の若者はマイナス要因をネガティブに捉える傾向が強く、希望がどん
どん縮小しているのだ。
日本の閉塞感はすでにピークに達しているようだが、鈴木は若者が希望を取り戻すヒ
ントは「国際交流」にあるという。
ある調査では、「国際交流活動を経験した日本の若者のほうが、そうでない若者より
も将来に希望を持っている割合がずっと高い」という結果が出ているからだ。
鈴木はこの理由を、「日本にあるシステムやルールがすべてではないことに気付くこ
とで、希望を高めている」と分析。より柔軟で寛容な社会を作ることが、日本の若者
に希望を取り戻すための大きな鍵になると言えそうだ。
https://courrier.jp/news/archives/52222/
日本の若者は人生に絶望していて自信もやる気もなく将来も真っ暗。
https://www.landerblue.co.jp/blog/?p=18467