安倍首相、諸問題「丁寧に答える」はずが野党質問時間削減検討を指示
安倍晋三首相(63)は、国会での野党の質問時間を削減し、与党分を拡大するよう
野党側に提案する検討を進めることを自民党幹部に指示した。「我々の発言内容を
国民は注目している。しっかり機会を確保していこう」として、与野党で調整するよう要請した。
11月1日には特別国会が召集される。当初は短期で閉会するとの案もあったが、
野党側は所信表明演説や代表質問、予算委員会の実施を要求。これに応えて会期を延長するのに
併せ質問時間の割り当ての見直しを提示する案が出ている。
安倍首相は、10日からアジア太平洋経済協力会議(APEC)出席のためにベトナムに出発する。
過密スケジュールにもかかわらず会期延長の意向を示したのは森友、加計学園問題に
「丁寧に答える」との自らの発言に準ずる形。だが、野党の質問時間を削減することは、これに相反
することになる。早速、野党側からは批判が相次いだ。
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